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平成の虚無僧一路の日記

辻潤のダダイスム 

2012年01月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



辻潤の生き方を見ていると、自分のことのように思え
そら怖ろしくなる。私は 酒に溺れないだけ マシだが、
性格は似ている。

12歳から尺八に のめりこみ、学業をおろそかにして、
退学にこそならなかったが、1年留年した。大学では
先輩でもある5世荒木古童に師事している。

24、5歳までは、女性と口もきけないほど気が弱く、
生真面目で、“女”を知らなかった。それが一人の
女性によって社会への窓を開けられ、人が変わって
ハイになり借金地獄。そして捨てられた。

晩年の今は、食べ物は、人から提供してもらったモノ
だけを食べ、無ければ食べない。

辻潤は、知らずのうちに「ダダイスム」の教祖となり、
信奉者も集まるようになった。

辻は、大杉栄ら共産革命家に 同情はしていたが、
みずから行動することは無かった。警察に捉えられ、
「貴様は共産主義か!」と問われた時、「はい、
降参主義です」と答える駄洒落(だじゃれ)を持ち
合わせていた。

「無為無作、無所得、酔生夢死」を標榜し、隠遁者か
廃人のように思われているが、辻の「後援会」には
佐藤春夫・武者小路実篤・北原白秋・谷崎潤一郎
などが名を連ねているのだ。多くの人が、彼の生活を
支えていた。

辻が精神病院に入院していた時のエピソード。
辻が 日向ぼっこをしていると、 雀が飛んできて
辻の肩に止まったという。釈迦にも同種の話が
あり、狂人や聖者が、完全に無私、無我の境涯に
なれば、小鳥たちも安心して近づいてくるという。

私も無心で尺八を吹いていたとき、シジュウカラが
部屋の中に飛びこんできて 私の肩に止まったことが
ある。

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