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釣り師カッチャン

今年度の20冊目は! 

2024年05月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


2024年度の20冊目! 今野 敏 さんの「 ビート 」  内容・・・・・ 警視庁捜査二課・島崎洋平は震えていた。自分と長男を脅していた銀行員の富岡を殺したのは、次男の英次ではないか、という疑惑を抱いたからだ。ダンスに熱中し、家族と折り合いの悪い息子ではあったが、富岡と接触していたのは事実だ。捜査本部で共にこの事件を追っていた樋口顕は、やがて島崎の覗く深淵に気付く。捜査官と家庭人の狭間で苦悩する男たちを描いた、本格警察小説。  ・・・・・・・・・ おもしろい!文字の細かさ、十分すぎるくらいの描写、そこはぐっと我慢で読む!1〜3までシリーズで読んだが一番おもしろかった。1、2にはなかった勢い。中盤から一気に読み上げてしまった。ページをめくらずにはいられなかった。リアルな社会勉強がスローペースで出来るかと思いきや…読み終わった後味の良さ、爽快感が心のほとんどを占めた。警察小説を超えたヒューマンドラマ…などと、思いがけず感じた。多種多様、十人十色あれど、家族や組織の繋がり、人生かけて打ち込める何かの共有、そこから生まれる喜びや理解。物語の主軸となる島崎一家には目一杯引き込まれた。島崎パパ(本編の呼称は“パパ”ではありません)、愛すべきキャラクター。主人公やおなじみの登場人物の出番が少ない分、島崎一家がごっそりもっていく。そして納得の結末。考え方や身のこなしなど、古い時代の気質を持つ40代後半の刑事(島崎パパ)が家族と向き合う事で、いびつな固定観念が削ぎ落とされて丸みをおび、また一歩、新たな境地へ踏み出そうとする姿に、茶柱の立ったお茶を差し上げたい。せっかくならシリーズで読んでみて欲しい。見慣れた登場人物がしっかり出てきてくれる安心感と、回を追うごとにだんだんとしっくりくるようになる。私はこの作品で全員バチッと見事にはまった。この作品では主人公たちの出番は少ないが心配無用。レギュラーの特権を生かして一番良いところで躍動してくれる。始めて主人公に共感出来た。同じところで、私も感動した。本当におもしろかった。次のシリーズも読んでみようと思う。 

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