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トラのミステリな日常
朗読
2016年03月07日
テーマ:テーマ無し
2年ほど前から、朗読を聞くようになりました。
この間のブログに、「京ことばで綴る源氏物語」という朗読のCDを聞いていると書いたら、約2名の方が興味を持っていただけたようで、恐縮して居ます。
ボケーッとしながら、朗読を聞いていると、昔、紙芝居で物語を聞いていたときのような気分になり、黙読しているときよりも臨場感が高まってくるので、結構はまってしまいます。
お子さんが居られる方は、幼い頃に、読み聞かせをされた方も多いと思いますが、お母さんが子どもに読み聞かせをするって、想像力や感性をたくましくすると言うのは本当だなと、あらためて実感しています(笑)
昨年の11月頃に、又吉さんが書いた小説「火花」の朗読版が出ました。
本の方は、まだ芥川賞を取る前に読んでいましたが、堤真一の朗読だと言うことで、ちょっと興味があったので手に入れました。
ネットなどで「火花」の感想を目にすると、賛否両論、いろいろありますね。
しっかり読んで、善し悪しを論じるのならいいのですが、数ページ読んだだけで、面白くないので投げ出したと言うのもたくさんありました。
数ページを読んだだけで、面白さがわかる本なんて、そんなにあるはずもありません。
そういう事をしたり顔で言う人って、本を読みなれていない人か、読解力・理解力の悪い方だと思ってしまいます。
自分が無知だと言うことを、世間にさらけ出して居ることにも気がついていないのでしょうね。
ところで・・・、
堤真一さんの朗読を聞いていて、役者さんというのはホントにすごいなぁと、ほとほと感心させられてしまいました。。
実際にその役を演じているかのように、物語を語って行かれます。
その演技力に、ただただ聞き入るばかりでした。
また、読んでいるときには、素通りして居た部分も、しっかり耳に入ってくるので、作家・又吉さんの細かな描写力にも感心しながら聞いていました。
特に、最後の方に書かれている「最後の漫才」のシーンは、圧巻でした。
本を読んで居るときには、その迫力に全く気がつきませんでしたが、このシーンが終わったときには、思わずため息が出てしまいました。
ところが、聞き終えて、この迫力や臨場感は、原作が持つ魅力なのだと言うことに、ふと気がつきました。
朗読のもつ魅力もあるとは思いますが、それは、原作の味を引き出してくれただけであって、本来は、本を読んでいる段階で、私が自ら読み取らなければいけないものだったのです。
「火花」の朗読を聞いて、あらためて自分の読解力の無さに気がつき、恥ずかしくなりました。
そう思うと、本の感想を書くってことは、本当に難しいことですね。
ちなみに、私の感想は下記からどうぞ
http://tora.blog.eonet.jp/default/2016/01/post-26f3.html
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途中では・・・
うきふねさん、こんにちは
中学生の頃、「風と共に去りぬ」が、100ページあたりで面白くなくなり、何度も投げ出してしまっていました。
でも、中学3年生の時に、ハニーワインの飲み過ぎで気管支炎になったのをきっかけに、ヒマつぶしに読み始めました。
あのまま辞めていたら、燃えさかるアトランタの街の中を、馬車で駆け抜けていくシーンに感動しなかったでしょうし、最後の名台詞「明日は明日の風が吹く」と言う言葉にも、そんなの当たり前やん・・・と言っていたかも知れません。
スカーレット・オハラの、娘に先立たれ、レッドバトラーにさられた、苦難に満ちた半生を読み終えた後の、タラの大地を踏みながらつぶやくセリフだから、感動もするのでしょうね。
100ページあたりで辞めていて、「あんなん、長いだけでつまらん話や」って言ったら、友人たちから石を投げられそうです(笑)
2016/03/07 18:04:25
なるほど
私も途中というか序盤で読むのをやめた本が
沢山あります。だから「ん?」と思いましたが、
SOYOKAZEさんへのリコメを読んで、なるほどと
納得しました。深いですね^^
2016/03/07 17:10:44
「坊っちゃん」を読んで
SOYOKAZAさん、またまたこんにちは。
私は中学一年生の時に、課題図書だった漱石の「坊っちゃん」を読めませんでした。
なので、宿題だった感想文は書きませんでした。
私の読解力では理解できないものだと思ったからです。
まず、「給料が30円」と言うところで躓きました。これが多いのか少ないのか、どれぐらいの価値があるのかわからないのに先に進めませんでした。
もし私が、「途中で投げ出すほど面白くなかった。坊っちゃんなんて駄作だ」と言ったら、多くの人たちは私の意見に賛同してくれるでしょうか・・・?
2016/03/07 14:40:03
仰る通りです
トラさん、さすがですね!
私も、全部読まずに、批判されたら不本意です。
これからは、このことを心して読むし、感想を述べたいと、改めて思いました。
ありがとうございます。
2016/03/07 13:58:20
関東の方には・・・
ミルフィーユさん、こんにちは
関東の方には、大阪弁での朗読を聞くのは大変だっただろうと推察します。
本で、字だけを読むときは、言葉は大阪弁でも抑揚は標準語的に読めますが、堤真一さんの大阪弁は、ホントにきちんとした大阪弁だったので、大変だったのではないでしょうか?
2016/03/07 13:03:57
私も、途中で投げ出すこともありますよ
SOYOKAZEさん、こんにちは
私も、数ページ読んだだけで投げ出してしまった本はたくさんあります。
でも、誰の何というタイトルの本を途中で投げ出してしまったということは、誰にも言ったことがありません。
なので、その本についての感想も、読破するまでは言わない、書かないようにしています。
と言うのも、途中で投げ出してしまったというのは、私自身の問題(本の内容との相性が合わないとか、知識が無かった等々)であって、本の評価とは何の関係もないからです。
それともう一つは、最後まで読まないであれこれと言う事は、作者に対して失礼だと思うからです。
SOYOKAZEさんも小説を書いて居られるのでわかると思いますが、貴女が書いた文章を、最初の数ページを読んだだけの人に「これはダメだ」と言われたら、気分が悪いでしょ?
「最後まで読んで、何処が悪いのか具体的に言ってよ・・・」と思いませんか?
なので、私が感想を書く時は、その部分を取り出して、きわめて具体的に書こうと思って居ます。
2016/03/07 12:58:15
聞きましたよ
おはようございます。
ファンだった堤さんの朗読なので、とても楽しみに聞いてみましたが、彼の大阪弁は迫力がありますね〜(笑)
ご本家のブログの方にもコメはさせて戴いていますので、そちらと同じになりますが、又吉さんの文才はまだまだ、伸びしろのある作家さんだと思います。
どこかで聞いたような使い古された言い回しではなく、自分の言葉で表現するという事が出来ている人だと思います。
朗読は、私自身も自分がしたいと思ったことがありますので、大変興味深いジャンルです。
本を目で追いながら、聞き入るも良し、目を閉じて朗読に聞き入るのも良し、色々な楽しみ方ができますね。
2016/03/07 10:15:05
私は失格者
トラさん、おはようございます。
私は「どんな作品かな?」と本屋で数ページ読んで、非情に観念的な文体に戸惑いました。
そして、買うのを止めました。
あとは、東京人なので、そもそも「お笑い」「漫才」に全く興味がなかったからなのです。
「落語」は好きなのですが、お笑いは苦手です。
地域性かもしれませんね?
今迄流行った芸人さんも「ひろし」以外は皆、面白く感じなかったので。
しかし、堤真一さんが、朗読し、その素晴らしさを引き出したと聞くと、改めて「読んでみようかな?」そう思いました。
2016/03/07 10:06:37