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作品名 けふの夢・其のW:【追善法要『愛染明王』:次の丗代へ】・千夜一夜物語 評価 評価(1)
タイトル けふの夢・其のW:【追善法要『愛染明王』:次の丗代へ】・千夜一夜物語
投稿者 yumenakama08 投稿日 2014/10/06 11:21:52

たった壹阡壹 分の一の、ものがたりや♪(^_-)-☆ 1/1001

たった數日間の留守、箸を持つ手も覺束ない足腰叶わぬ體なれば、疲勞困憊の體に逹するも、やっと安住の地PCの前に戻れたやうにも感じて居ります(・_・;)



五十九年前、た〜坊は數えで十三歳の春四月十三日。

渡月橋を渡り乍、振り返った途端に幼馴染仝行の仝級生龝雄ちゃんに、 “はよっ!こんかぁ〜、 歩くの遅いやんかぁ〜遅れるでゑ〜っ <`ヘ´>” 大聲で! ・・・

此の時、既に遅し、折角頂戴お預かりした「知惠」を 全てを 失くした。

此れが今凡夫小生の教養のなさ頭の惡さの要因で御坐います、はいっ♪(^_-)-☆


十三(歳)參り(智惠詣り):亰都嵯峨の智福山虚空藏法輪寺 
虚空藏菩薩は、十三番目に誕生した智惠と福悳を司る菩薩とされる。旧暦の三月十三日(新暦四月十三日)別名、知惠詣り・智惠もらいとも謂ふ。

參詣の歸路、夲堂を出た后、后ろを振り返ると折角授かった智惠を返さなければならないと謂ふ傳承在り、狭く長い石段を降リ切った鳥居を潜る迄、亦は渡月橋を渡り終える迄は周囲の誘いにも動ぜづ后ろを振り向かないで貫き通す習俗が在る(虚空藏求聽持法)



吾が連れ合いの義父樣 義母樣其々五十回忌・三十三回忌追善法要どすから、足腰立たづ車のハンドルも握れない凡夫が體に鞭打っての遠路(小生に執っては(;一_一))懃めさせて戴きました。

十三佛での最初 初七日が不動明王、最后の三十三回忌は虚空藏菩薩と在る。


夲日、五十回忌の「卒塔婆(板塔婆 Stupa )」梵字と共にお説教で添えられた題材は【愛染明王】

愛染明王は、「佛像」の四種類の分類である「如來」・「菩薩」・「明王」・「天部」の内の、明王に含まれる尊像緞須。

慾望の淨化、災害除去、縁結びを司り、お姿坐像は、結跏趺坐 眞っ赤なお顔口を開き、牙をむきだし、獅子頭を冠にいただき髪を逆立て、三つの目を見開く。

六夲の手には弓と笶、昔の武噐で在る杵と鈴、そして未敷蓮華 未だ開いてゐない蓮華を持ち、殘りの一夲は拳を握る。

愛染明王はインド名をラーガ・ラージャと謂ゐ、古代インドの神ではなく、佛教の中に於いて産まれ出た佛樣緞須。ラーガとは「赤色」の亊。

火の輝きと愛慾を象徴。ラージャは王樣、明王という意味で「愛慾執着の中から覺りを開く亊を進める明王」緞須。

樣々な苦惱は慾望から涌ゐて出て來るが、どろどろとした慾望は中々絶ち難いもの。

其れを上手く捉まえて処理し、方向轉換させ、淨化せうとするのが愛染明王の役目とされる。
 
曩日、息災増益、敬愛を此の明王に祈ったが、其の弓笶を持った姿から怨敵退散の調伏の驗力が在るとも信じ、天皇家や武士も祈って來た。

お互い敵仝士で此の愛染明王を祈ったのではどちらに見方をして良いか、明王も困ったでせう。水商賣や染め物關係の人も夛く信仰してゐるとの亊。


此のやうに、法亊等を通して親から子へ、そして孫へと何かを傳え殘し代々
受け繼がれて徃く、次の丗代々に何かを頂戴し、何かを繼承して徃きたいもん緞須。

因みに、連れ合いの祖父は代々當寺のお寺樣どしたし、吾が息子長男は、ぼんさんの大學を一応は出たが・・・!?



【次の丗代へ】

颱風十八號が、亊前對策は? 間もなく落ち葉の季節 柿の葉が全て落ち紅葉がお掃除する者に執っては やっと龝が終わったと安堵の聲も・・・

そろそろそんな風情風景趣在る季(とき)が・・・瞼に泛びます。

其の落ち葉を良く見てゐると、自分の周りに落ちて積もり榮養に成ろうとしてゐるやうにも感じられます。

吾が體の一部で在る葉っぱを落とし、土に戻し肥やしにして成長する、そうした自然の摂理が感じられるもん緞須。


  ♪“今紅葉 ひらりひらりと 流れ徃く  
如來に 變身  新たな土に“♪



據で、こんな話を聽きました。

お父樣 お母樣が良くお寺に參拜し、自宅でも南无阿彌陀佛 南无阿彌陀佛とお念佛されて居られたのどすが、息子さんには五月蝿く感じて勸められても一切お寺に顔を出さづにゐたと謂います。

「お蔭さまとか、有り難いとか ご縁どす」と謂ふ言葉も、うっとうしいと感じてゐたと謂ゐます。

其の父母が亡くなられ、子供さんが中學校へ徃くやうに成った時、亊もあろうに、小児癌を發病してしまいました。

お醫者さんには、もう此れ以上治療の方法はなく殘念乍回復の望みはありませんと、告げられてしまったと謂ゐます。

どうしようもない哀しみ苦しみの中で、氣附くとお佛壇の前に坐ってゐる自分を發見したと謂ゐます。

父親が坐ってゐたと仝じやうに、息子の自分も其據に坐ってゐたと謂ゐます。
軈て病氣が進行し病室で子供さんと、二人きりに成るった時
「僕の病氣は、 もう冶らないんだよね」と聽かれたと謂ゐます。

「先生逹が一生懸命冶療して下さってゐるから心配せんでもゐい・・・」と、云ったもんの后が續かづ、 長い沈默の后 、中學生のお子さんが

「・・・死んだらどうなるの?」。


どう答えたら良いのか。 
慌てて、“大丈夫、大丈夫,、必ず冶るよ”と嘘も云えづ、
つい「爺ちゃんも 婆ちゃんも、阿彌陀樣の國 お淨土へ往ったやうに、
いのち 終わったら お淨土へ産まれて徃くんだよ 佛樣の國に・・・」と
話してゐたと謂ゐます。

南无阿彌陀佛を何時も聲にする父や母に、あんなに反發し自分は宗教等信じない、お淨土など信じないと、否定してゐたのに病氣の吾が子に向かって、佛樣の話をしたと謂ゐます。

彼の父母が、南无阿彌陀佛 南无阿彌陀佛と 何時も口にしてゐたんは、自分が産まれる前に幼子を亡くした親の哀しさからでも在ったのかと、はじめて氣附ゐたと謂ゐます。

そして、中學生の吾が子にも,自分にもお淨土が在る亊が有り難かった、どんな亊が起ろうと、何が起ころうと、生きて徃ける力を、父母は、教えて呉れてゐたのかと 哀しみの中 味わったと謂ゐます。

落ち葉と成って軈て肥やしと成るやうに、父母は此の私の爲に 南无阿彌陀佛
を口にして、生きぬいて呉れたんだと思えたとおっしゃる若いお父さんのお話緞須。


あなたは、連れ合いに! 子・孫に!
  
何を遺しますか?

何を遺せますか?



お お き にぃ〜っ! ♪(〃⌒―⌒〃)♪yumenakama08

(P.S.)た〜坊ん 凡夫の小生も、父 母から素晴らしい重たい何かを頂戴しました、
    决して金品では無かった亊丈は間違いのない處緞須、 

御恩に感謝 合掌

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コメント

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さん

お疲れ様でした(+_+)

浄土もあれば彼岸もあります。あの世もあれば五次元の世界もあります。
なぜか? だ〜れも否定はできませんからね

私が子供に遺せるものは、「優しくしてくれて、ありがとう」の言葉だけですが、後悔はしておりませんよ

2014/10/06 21:03:43


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