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男はつらいよ お帰り 寅さん 

2022年09月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆様、おはようございます!

今日の映画紹介は
「男はつらいよ お帰り 寅さん」。
BSテレ東で2022年9月24日(土) 18時30分〜放送。
昭和の人気者寅さんが平成を飛び越え令和の時代に登場!

”桜が、咲いております。
懐かしい、葛飾の桜が今年も咲いております。
……
花の咲く頃になると決まって思い出すのは故郷の事”。

との 、寅次郎のナレーションから始まる
記念すべきシリーズ第1作「男はつらいよ」が、
1969年(昭和44年)8月27日に封切られて以来、
50周年という節目の本作。
2020年1月に観たときの感想文です。

1作目の渥美清(寅さん)は41歳、
倍賞千恵子(さくら)28歳、前田吟(博)25歳。
あれから、50年と言えば、半世紀前、
その集大成と言うべき本作の出来栄えは如何に…。

キャッチフレーズは、
”ただいま。このひと言のために、旅に出る。”

柴又帝釈天の参道にある団子屋「くるまや」は
現在はカフェに生まれ変わっていた。

裏手にある昔のままの住居では、
さくら(倍賞千恵子)と博(前田吟)が暮らしている。

長男の満男(吉岡秀隆)はサラリーマンを辞めて
作家に転身し、中学3年生になる長女の
ユリ(桜田ひより)とふたり暮らし。

亡き妻の七回忌法要で久々に実家を訪れ、
長い付き合いになる近所の人たちと昔話に花を咲かせる。

かつて賑やかだった卓袱台の中心にいた、
騒々しくて、愉快だった伯父の寅次郎に思いを馳せる。

”困ったことがあったらな、風に向かって俺の名前を呼べ。
おじさん、どっからでも飛んできてやるから!”の
言葉が満男の脳裏に浮かび出る。

寅さんが現世にいないので、監督どのようにして、
本作を作ったのか気になるところです。

インタビューで山田洋次監督曰く、
今作の構想は、意外な人物との会話から生まれた。

「何年も前に、美術家の横尾忠則さんと話していて、
『“寅さん”をあんなにたくさん撮ったんだから、
それをコラージュしたら面白いんじゃないか』と、
言われたんです。なるほどなあと思ってね。その頃から、
『待てよ、あの膨大なフィルムをもう一度振り返ってみたら
どうだろうか』と考えるようになったんです。
コラージュも考えたけれど、それで1本は
なかなか成り立ちにくい。だったら、さくらや博も元気だし、
満男や泉ちゃんも健在。彼らの芝居を生かしながら、
コラージュ風に作れないかなと思って始めたのが
今度の映画です」と、言うことで、
小説家になった満男と泉の二人が登場。

最新作のサイン会の行列の中に、
イズミ(後藤久美子)は、外国で生活していて、
夫も子供もいる。

仕事で来日中に、偶然、満男のサイン会を知り、
会いに来たのだ。

満男にとって、初恋の人で結婚の約束までした
イズミが現れて、驚く満男。

イズミに再会した満男は「会わせたい人がいる」と
イズミを小さなジャズ喫茶に連れて行く。

その店はかつて寅次郎の恋人だった
リリー(浅丘ルリ子)が経営する喫茶店だった。

今までに登場人物たちと、4Kデジタル修復によって
甦った過去の寅さんの名場面が見事に融合して、
寅さんの集大成として、素晴らしい映画になっています。

ラストシーンで、若き日の浅丘はもちろん、
1作目の光本幸子から、吉永小百合、八千草薫、香川京子、
岸恵子、大地喜和子、京マチ子、田中裕子、竹下景子等と、
歴代マドンナたちの美しい姿が映し出されると、
寅さんは持てたんだなぁと、あらためて思ったことでした。

生前、渥美清は、
”死ねば忘れ去られるのよ”が、
口癖だったが、見事に甦って登場。

まだ、観ていない人は、
ぜひ、寅さんにオマージュを捧げて下さいね。



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