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極楽タイムズ
甲子園…高校生の夏に思う
2022年08月07日
テーマ:テーマ無し
夏の甲子園が始まると、毎年思い出す。
自分の高校時代。剣道を小学生からやり、
中学生時代に県大会を制しながら当時は
全中(中学生の全国大会)がなかった。だ
から高校生になり、いよいよ国体出場を
目指した。しかし準決勝で惜敗し叶わな
かった。悔しくて涙が溢れ、面が脱げな
かった。相手チームは国体に出場し、全
国制覇した。
だから、甲子園を目指して敗退して泣く
選手を見るたびに胸が熱くなる。「悔しい
よな」と、もらい泣きもしてしまう。
しかし、20年、30年かかって気が付
く。「敗者は、勝者にまさる美徳を得る」
と。もし勝ち続けていたら、おそらく無
敵のテングとなり、人生を誤っていたか
もしれない。大きな挫折を経験して、敗
者の辛さを知り、コーチ・監督・チーム
メートに感謝し、相手や敗者への思いや
りの大切も知った。
泣き崩れる選手たちに、そっと「時間は
かかるけれど、人に優しく自分に厳しい
人間になれるよ」と心の中で語り掛けて
いる。
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