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兵庫県南部の島

三好達治の詩 

2022年04月04日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

春になると好きな詩がある。三好達治の詩だ。

『甃いしのうへ』

 「あはれ花びらながれ
 をみなごに花びらながれ
 をみなごしめやかに語らひあゆみ
 うららかの跫音あしおと空にながれ
 をりふしに瞳ひとみをあげて
 翳かげりなきみ寺の春をすぎゆくなり
 み寺の甍いらかみどりにうるほひ
 廂々ひさしびさしに
 風鐸ふうたくのすがたしづかなれば
 ひとりなる
 わが身の影をあゆまする甃いしのうへ」

中学生から高校生の時代に大和古寺をよく歩き回った。電車賃とパン1個を持って手提げのバックに入れて、田舎の土道ばかりが続く古寺までの道を、かなり速足で歩いた。
お寺の境内でも大きなところは石畳みもあり、桜の時分なら華やかだった。桜の散る時期なら石畳の上が桜の花びらで覆われていた。
当時は、そんなに多くの参拝客はなく、観光バスがどんどん人を運んでくることもなく、車もそんなに走っていなかった。走れば砂ぼこりがモウモウとあがって閉口した。

大和古寺巡礼とか大和古寺風物詩とかの参考書を読んででかけたのだ。

淡路島にもお寺はある。小さな境内に桜も咲いている。ボンボリをつけて、夜桜を檀家の人のためにされているところもある。大きな有名な古寺のようにはなっていないが、保育園の子供たちが花をめでていることもある。



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