ひろひろ48

自立力 

2021年10月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

どっかの国の元首相で、「自己責任」(自業自得)って言ってましたっけ?一般市民や評論家が言うなら、まだしも、社会を良くしようとなったはずの政治家がそれ言っちゃだめでしょう。前首相は「自助・共助・公助」って言ってましたっけ?これも、政治家が言っちゃダメだと思うのですが、、
それは、さておき、コロナ禍で、日本ってこんなに冷たい社会だっけ?と感じた人も多いのでは?コロナ後も大丈夫なのか??今月末の総選挙で、すこしは明るくなるにか?もちろん、それは、国民がどう投票するかの結果になるだろうが。
まずは、できることをするしかないのか。で、今年3月20日の新聞のコラム「書く人」から:
「自立力を磨く」非電化工房代表 藤村 靖之(76)
「お金と組織に依存しないで豊かに生きたい「自由に、クリエイティブに、誇り高く生きたい」・・
そう願う人が増えているようだ。資本主義の破綻が予感から確信に変わってきたのだろうか。
お金と組織に依存しないで豊かに生きるためには自立力が必要だ。ここで言う自立力とは、安定的な地位や収入を実現することではない。それは競争力であって、資本主義が破綻すれば力を失う。
自立力の中身は、次の三つだと僕は思う。
「自給力」=食べ物・住まい・エネルギーなどを自分たちで愉しく作る力。
「自活力」=仕事を生み出して必要なお金を愉しく稼ぐ力。
「仲間力」=仲間をつくり、仲間と愉しく生きる力。
この三つがあれば、資本主義が破綻しても力を失うことはない。
そこで、本書ではこれらの力の磨き方を紹介してみた。「3K」(キタナイ・キツイ・キケン)ではなくて、オシャレで愉しい磨き方だ。専門家でなくてはできないようなムズカシイことではなくて、だれでもできる簡単な磨き方だ。
食べるものも、住む家も、エネルギーも自給は難しい。お金を出して買わねば・・と思われがちだが、そうでもない。例えばカボチャを栽培する。ごみ溜めにカボチャの種を捨てておけば、見事なカボチャが勝手にたくさんできる。
例えば仕事を生み出して愉しく稼ぐ。そんなことは並外れた起業家にしかできない・・と思われがちだが、そうでもない。それはビッグビジネスの話であって、スモールビジネスならば話は違う。
栃木県那須町にある「非電化工房」では、電気を使わない冷蔵庫や洗濯機などを開発し、見学会も開いている。10年前に「月3万円ビジネス」(晶文社、現在は新装版がでている)という本を書いて、みんなでワイワイガヤガヤとゲーム感覚でスモールビジネスを生み出すことを提案してみた。たくさんのスモールビジネスが生まれて僕自身が驚いた。
今回の新刊には愉しくできるアイデアをギッシリ詰め込んでみた。僕の弟子たちが実現できたものばかりだ。拾い読みして、愉しくできそうなことをタクサン発見していただきたい。そして、自由な、クリエイティブな、誇り高い生き方に役立てていただきたい。
<引用以上>

たしかに、近代国家、資本主義以前の封建主義では、身分制度、小作農での搾取の構造はおいといて、自分の食べるものは自分で作っていた。農機具は街の鍛冶屋さんから買い、稲作のためのため池は部落や村の共同財産だし、山の幸が得られる山や林は、入会権などで共同の財産になっていた。村のしばり、掟、罰(村八分など)があり「自由」とは言えなかったが、それなりの力はあったかな。
いま、いろんな意味で、資本主義の破綻が言われ、環境破壊という人類存続の最大の課題もあり、「足るを知る生き方」が問われている。地産地消も、新たな観点から大きな課題かもしれない。と同時に、「だれも取り残されない」社会をつくる必要がある。



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