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ネット世界の”美女と野獣”「竜とそばかすの姫」 

2021年07月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


YouTubeにあがっていた映画「竜とそばかすの姫」の中村佳穂(なかむら かほ)が歌う主題歌「U」。パッと見のアニメ映像がきれいだったので、再生して聞いてみた。アニメーションの幻想的な展開と共に中村佳穂の澄んだ綺麗な歌声とメロディーは、宇多田ヒカルを思い出させた。このような歌のずば抜けてうまい歌手がいた事をぼくは知らなかった。突然に現れていきなり心を射抜かれた。さっそく、細田守監督の「竜とそばかすの姫」を観に行った。そばかす顔のすずという高校生が、インターネットの仮想の世界「U〈ユー〉」ではベルという世界的に人気のある歌姫として世界の注目を集める。またベルは仮想世界で出会った乱暴な「竜」の現実とリンクする心の傷の秘密を辿っていく。母の死をきっかけに心を閉ざした内向的な性格のすずが、仮想世界と現実とのかかわりの中で少しずつ心を開いていく姿を描く。ファーストシーンから中村佳穂の歌う歌声が、想像力を刺激する幻想的なSF的なアニメーションを背景にしながら堪能できる。アニメはどちらかというと苦手で、さんざん騒がれた新海誠監督の「君の名は。」も、心に響くものがなかったのだけれど、このアニメ―ションは違った。ストーリーは確かにディズニーの「美女と野獣」を思い起こさせた。インターネットでの主人公の女性の名前も「美女と野獣」のヒロイン”ベル”から名付けられたと思える。 細田監督自身も「今回は映画を作るうえで一番初めの発想が“インターネットの世界で『美女と野獣』をやったらどういうことになるか”というものでした。」と語っている。さらにお互いの二重性に注目している。「インターネットっていうのは二重性というか現実と虚構の部分を併せ持っていて、『美女と野獣』も二重性を持った作品ですよね。18世紀に書かれた物語ですけど、現代の日本でインターネットを介して表現できたら、どんな恋物語になるのか、どんなロマンスがそこにあるのか。『美女と野獣』が大好きなので映画にできて光栄、幸せだなと思っております」気になった事が2点。高校生の女性の告白のシーンなどが、昔風でパターン化にはまっている。自分が好意をもつことを告げたり、悟られた後であんなに顔真っ赤にして、男女とも『もじもじ』しているとは、考えられない。あとは、アニメーションが色々なタッチが入りすぎていて、統一感に欠けるのも気になった。すずの日常の場面などで、写真との合成のように見える背景は、主人公のマンガ的な線とマッチしていないように見えた。ところで、フランスで開催中のカンヌ国際映画祭でも映画は大反響だったことがニュースになっている。上映後、10分以上にわたり会場からの拍手と歓声に包まれたという。細田監督は「あんなに長い時間スタンディングオベーションをいただく経験がなかったのでびっくりしました。一般の人に見ていただくのは初めてで、すごく緊張してたんですけども、みなさんが温かく迎えてくださって本当に感激しました」と、公式上映を振り返った。日本でも21日のニュースで、7月18日までの公開3日間での興行成績は、動員数60万人、8.9億円を超える大ヒットスタートを切り、歴代の細田守監督作品史上、興収No.1確実となったとの事。国内映画ランキングで2位「東京リベンジャーズ」以下に大差をつけて初登場1位を飾っている。何はともあれぼくには、主演の中村佳穂の声優を務め、主題歌を含めた映画の中での曲を歌っている存在が大きい。YouTubeにあがっていた映画のメインテーマ「U」は、10回以上は再生して聞いているが、これからも聞きつづけるだろう。この映画で、一気に存在を知られたであろうミュージシャン・中村佳穂の活躍にも期待したい。 

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