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天皇賞(春)血統的考察 

2021年04月28日 外部ブログ記事
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?天皇賞(春)(G1)血統的考察先週のフローラS(G2)は、好位を進んだ△クールキャット(5番人気)が直線で抜け出し、内ラチ沿いを粘るスライリー(14番人気)に1馬身差をつけて優勝した。スクリーンヒーロー産駒のフローラS制覇は昨年のウインマリリンに次いで2年連続。同産駒にはモーリス、ゴールドアクター、ジェネラーレウーノなど多くの重賞勝ち馬が名を連ねているが、牝馬はウインマリリンとクールキャットのみ。それらがいずれもフローラSの勝ち馬であるのはおもしろい。ウインマリリンはオークスで7番人気ながら2着と健闘した。クールキャットもオークスでは伏兵の一頭という扱いになりそうだが、母メジロトンキニーズがダイヤモンドS(G3・芝3400m)2着のステイヤーで、母の父が菊花賞馬ダンスインザダークであることを考えると、2ハロンの距離延長は歓迎だろう。さて、今週は天皇賞・春(G1・芝3200m)。京都競馬場が改修工事に入ったため、今年は阪神芝3200mで争われる。過去のレース傾向はあまり参考にならない。ちなみに直近の4年間は1番人気馬が連対している。それらはすでに中長距離のG1を勝った実績があった。昔と違い、春のローテーションが多様化し、中距離の実力馬はドバイや香港へ流れる傾向がある。出走馬の層の薄さが否めない状況で、スタミナに自信のあるG1ホースが駒を進めてくると、信頼性が高くなるのは当然の結果だ。【ディープボンド】「キズナ×キングヘイロー」という組み合わせ。母ゼフィランサスは3勝馬で、ダート1800mの勝ち馬。母の4分の3同血にローレルゲレイロ(スプリンターズS、高松宮記念)がいる。新冠の村田牧場の看板牝系であるモガミヒメのファミリーだ。ローレルゲレイロは気性の激しいテンビーが入ることで短距離向きに出たが、本馬にはそれが入らない。モガミヒメは「カコイーシーズ×マルゼンスキー」なのでもともとスタミナ豊富。母の父キングヘイローも配合次第でカワカミプリンセス(オークス)やクリールカイザー(アメリカJCC)のようなタイプを出せる種牡馬なので、ディープポンドはモガミヒメのスタミナを受けて長距離を苦にしないタイプに出た。キングヘイローは晩成傾向を伝えるのでまだまだ伸びしろがある。昨年の三冠レースは同じ馬主が持つコントレイルのボディーガード役に徹した感があったが、4着に終わった菊花賞(G1)を最後に別々の路線に進んだことで、ディープボンド本来の競馬ができるようになった。菊花賞は4コーナー2番手から4着に粘るという好内容だった。中山金杯(G3)はスタート直後のホームストレッチで進路が狭くなる不利を受けて位置取りを悪くし、それを最後まで挽回できなかった。前走の阪神大賞典(G2)は5馬身差の圧勝。今回は距離が1ハロン延びるだけの阪神芝3200mなので凡走の可能性は小さい。ここ2走、馬体重が増えて以前とは別馬のように充実している。過去30年間、阪神大賞典を5馬身以上の差で勝って天皇賞・春に挑んだ馬は2頭いるが、いずれも馬券に絡んでいる(92年メジロマックイーン1着、01年ナリタトップロード3着)。【アリストテレス】「エピファネイア×ディープインパクト」という組み合わせ。父エピファネイアは牝馬三冠馬デアリングタクト、皐月賞馬エフフォーリアの父で、スタミナと大レース向きの底力が持ち味。母ブルーダイアモンドは未勝利馬だが、兄弟にヴィクトリー(皐月賞)、リンカーン(重賞3勝、菊花賞と天皇賞・春で2着)がいる。バレークイーンにさかのぼるファミリーからは他にフサイチコンコルド(日本ダービー)、アンライバルド(皐月賞)などが出ている。「エピファネイア×ディープ」という組み合わせで、なおかつサドラーズウェルズのクロスを持つものは44戦22連対(連対率50.0%)と圧倒的な成績を収めている。芝2000m以上に限ると16戦11連対(連対率68.8%)。昨年秋の菊花賞(G1)では三冠馬コントレイルをクビ差まで追い詰めて2着。大本命に推されて7着と敗れた前走の阪神大賞典(G2)は、序盤から中盤まで力み通しで、それがラストの失速につながった。不良馬場のアメリカJCC(G2)を勝っているとはいえ、阪神大賞典に比べると相手関係は楽だったので、道悪はこなせる程度で決して上手くはないのかもしれない。今回、距離が1ハロン延びるので再度折り合いを欠く危険性も否定できないが、菊花賞のように折り合えば三冠馬を追い詰めるほどの能力を発揮することができる。【ワールドプレミア】「ディープインパクト×アカテナンゴ」という組み合わせで、マイラーズC(G2)をレコード勝ちし、皐月賞(G1)でも2着となったワールドエースの全弟にあたる。兄はスピード型で、本馬はスタミナ型に出ている。母マンデラはドイツの名馬マンデュロ(ジャックルマロワ賞、プリンスオブウェールズS、イスパーン賞)の半姉にあたる良血で、現役時代に独オークス(G1・芝2200m)3着、ポモーヌ賞(仏G2・芝2700m)3着、サンタバーバラH(米G2・芝10f)3着などの成績を残した。アメリカでも好走しているのは堅い馬場への適性という面で大きい。「ディープ×アカテナンゴ」の成績は父の平均値を大きく上回っており成功している。3歳秋の菊花賞(G1)は武豊騎手がこれ以上ない好騎乗で勝利に導き、続く有馬記念(G1)3着は展開面の恩恵が大きかった。いずれもジョッキーの腕で持ってきた感はあるが、長期休養明けだった4歳秋のジャパンC(G1)は6着と健闘し、続く有馬記念(G1)は5着と掲示板を確保した。中長距離でトップクラスを形成する一頭であることは間違いない。前走の日経賞(G1)は3着と敗れ、牝馬2頭に先着を許したが、今回のほうが斤量面で有利になるので巻き返せる。【カレンブーケドール】「ディープインパクト×スキャットダディ」という組み合わせ。母ソラリアは南米チリ産で、牝馬ながら同国のダービーを含めて3つのG1を制覇し、年度代表馬に選ばれた女傑。日本での初めての種付けでディープインパクトを選択し、本馬を産んだ。繁殖牝馬としても高い資質を備えている。3歳時に出走したG1は、オークス、秋華賞、ジャパンCとすべて2着。4歳時は春のドバイミーティングがレース中止になり、現地まで行ってレースを使えずに帰ってくるというアクシデントがあった。しかし、復帰初戦のオールカマー(G2)ではゴール直前まで粘って2着。ジャパンC(G1)は4着とはいえコントレイル、デアリングタクトと同タイムだった。有馬記念(G1)はワールドプレミアと5着同着で、前走の日経賞(G1)はウインマリリンをとらえきれず2着に終わった。デビュー以来一度も掲示板を外していないものの、3歳春のスイートピーS(L)を最後に勝ち星がない。意外にも阪神競馬場は今回が初めて。これまで唯一の関西遠征だった秋華賞(G1)で2着となっているので長距離輸送は問題ないだろう。母はチリダービー(G1・芝2400m)を2分23秒34で勝ったようにスタミナとスピードを兼ね備えたタイプ。これまでのレースぶりから距離の壁があるようには見えない。単勝は買いづらいタイプだが、相手なりに走るこの馬の良さが今回も発揮されるのではないかと思われる。【ディアスティマ】「ディープインパクト×ストリートセンス」という組み合わせ。母スウィートリーズンはエイコーンS(米G1・ダ8f)をはじめアメリカのダートG1を3勝。母の父ストリートセンスはケンタッキーダービー(米G1・ダ10f)の勝ち馬で、「ストリートクライ×ディキシーランドバンド×ヒズマジェスティ」というスタミナ血統。母方にマキアヴェリアンを持つディープ産駒は成功しており、マキアヴェリアンとブラッシンググルームを併せ持つパターンはヴィルシーナとヴィブロス姉妹と同じ。配合的に高いレベルにある。ディープインパクト産駒は過去10年間の天皇賞・春(G1)で4頭の連対馬を出している(フィエールマン2勝、トーセンラーとグローリーヴェイズが2着)。条件クラスとはいえ長距離戦で2戦連続圧勝しているディアスティマは侮れない。長距離戦は適性勝負の部分が大きいので、中距離向きの実力馬が勝つことは珍しくないが、人気薄が好走した場合は必ず血統的な背景に恵まれている。戦績的には明らかに格下だが侮れない。前走の松籟S(3勝クラス・芝3200m)は今回と同コースが舞台で2着に3馬身差をつけて楽勝した。同型のジャコマルよりも速いペースで逃げられるので今回も単騎逃げに持ち込める可能性が高い。体重が増えて充実期に入っているので怖い。調教の動きや枠順などを加味しつつ、週末に最終結論を出したい。

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