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「暗夜行路」 

2021年04月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1959年/日本〕母と死に別れた4歳の時任謙作は、なぜか、兄たちと引き離され、1人だけ、祖父に引き取られる。成長し、小説家になった謙作(池部良)は、祖父の死後、祖父の妾・お栄(淡島千景)に身の回りの世話などをしてもらいながら暮らしていた。そんな中、謙作は、幼馴染の愛子に結婚を申し込むが、あれほど親しくしていた愛子の母は急に素っ気なくなり、プロポーズは断られる。傷心の謙作は、落ち着いて小説を書くため、尾道に行く。その地で、お栄の事を思い出していた謙作は、お栄と結婚しようと思い立ち、兄に、その旨を手紙にしたためるが、兄からの返事は思いもかけぬものだった。謙作は、祖父と、母の間にできた、不義の子だというのだ・・・。家長である、祖父が、息子の嫁を手籠めにするという話は、山崎豊子さんの、「華麗なる一族」でも描かれていたけれど、昔は、よくあった事なのか、それとも、ただの創作なのか。いずれにしても、この、志賀直哉原作の「暗夜行路」の場合、主人公の謙作が、母が死んだ途端、祖父に引き取られるというのも、分からなくもない。今まで、謙作と暮らしてきた父にとっては、謙作の顔を見るたびに、父と妻との事が思い出されて、相当な苦しみだったに違いない。それから、その後、祖父の妾だった、お栄が、謙作のプロポーズを断ったのも、合点がいく。いくら祖父が死んだとはいえ、直ぐに、その息子(世間的には孫だが)と結婚するなど、真っ当なお栄には、できない事だったのだろう。その後、謙作は、直子(山本富士子)という女と出会い、結婚する。新婚時代、2人はとても仲の良い夫婦だったけれど、なんと、謙作の身の上に、今度は、自分の父と、同じ運命が待ち受けているのだ。自分の留守中に、直子が従兄に手籠めにされるという・・・。なんだか暗い話だった。これを観に行った目的は、山本富士子さん。ただ、この映画の山本さんは、クネクネした、ものの優先順位が分かっていないような女で、彼女がもう少し、しっかりしていたら、という場面が、多々ある。それより、淡島千景さん。めっちゃいい女っぷりに、惚れ惚れする。それから、何より、池部良さん。池部産の事は、今までにも、何度も映画で観ているけど、この映画は、特に綺麗に撮れているように思った。背が高くて、顔が小さくて、スッとしている。ちょっと見とれてしまった。評価 ★★★☆☆

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