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「ミナリ」 

2021年03月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2020年/アメリカ〕1980年代のアメリカ。韓国系の移民・ジェイコブは、農業での成功を夢見て、カリフォルニア州からアーカンソー州に引っ越してきた。しかし、トレーラーハウスに住むと知った妻・モニカは、夫から聞いていた話と違う事に、違和感を覚え、ここでの生活に不安を感じる。けれど、長女のアンと、心臓に病を持つ長男のデヴィッドは、子供らしく、その環境に馴染んでゆく。ほどなくして、モニカの母を呼び寄せ、同居する事になった家族だが、ジェイコブが思うほど、農業は上手くいかず・・・。試写会で観た。この映画を撮った、リー・アイザック・チョン監督は、アメリカで育った、韓国系移民だそうで、自らの体験が元になっているのだそうだ。いつの時代も、どこの国でも、移民が生きていくのは、大変な事なのだろうと思わされるストーリー。日本人も、明治時代、ブラジルに、多数の人が移民したという話を聞くけれど、本当にご苦労されたのだろうなぁと想像する。ただ、この映画は、そこまで重くはない。コミカルな場面が沢山あるし、特に、途中から参加した祖母の、すっとぼけた様子は、笑いを誘う。差別というのも、特にはないし、子供同士のいじめもない。ジェイコブ家族のご近所さんたちは、概ね、好意的に彼らを受けれてくれる。そういう意味では、一番揉めているのは、主人公夫婦かも(笑)。夫の理想と、妻の理想が合っていないし、将来的なヴィジョンを違う。ただ、韓国映画にありがちな、喧嘩してるのに、なんか笑える、という特徴は、しっかり踏襲しているので、不快ではない。暴力はないし。そういえば、この文章書いているうちに、思い出したことがある。ニューヨークを旅行した時、韓国系のかたが経営している、アイスクリーム屋さんに入ったら、「日本人ですか?」と聞かれ、「日本語で、”グッドイブニング”は、何と言うのですか?」などと聞かれたりして、めちゃくちゃ親切で優しく、フレンドリーに対応してくださった。何となくだけど、そこには、日本vs韓国という図式はなく、私たちを、「アジアの同胞」と見ているように感じた。たった一度の体験で、全てを決めるのは間違っているのだろうけど、たった一度の体験が、旅を強く印象付ける事もある。アメリカで暮らす彼らにとって、日韓の問題など些細な事で、それより、日々、もっと別の差別と戦っているのだろうと、そんな気がした出来事だった。評価 ★★★☆☆

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