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ホップステップエイジング
どういう判断がいいのか・・・。
2021年02月27日
テーマ:テーマ無し
卵は完全食品と言われるほど栄養価が高く、もう日本人の生活から欠かせないものとなっています。
日本人の生活では当たり前である生卵を食べる習慣が続けられるのは、日本の品質管理体制の高さだそうです。
安心して生食できるのは、サルモネラ菌などを洗い流し、厳しく品質管理されているからなんだそうです。
こんな加熱処理のない食文化に驚いている外国人は多いようですが、これは日本の衛生基準の高さを示していることになり、誇れることです。
生産の効率化や大規模化などによって卵の価格は40年以上安定していて、「物価の優等生」とも呼ばれています。
しかし、素晴らしいと思っていた日本の卵が、じつは世界から遅れをとっているとは・・・。
それは『アニマル・ウェルフェア』(動物福祉)という理念からだそうです。
アニマル・ウェルフェアとは、動物に与える痛みやストレスを最小限に抑え、動物がその行動欲求を満たし、健康的な生活が送れるように配慮した飼育方法を目指す畜産だそうです。
EU(欧州連合)では1990年代以降、「アニマルウェルフェア」への配慮が法律や条約にも盛り込まれ、従来型の「ケージ飼い」は2012年から禁止されているそうです。
又欧米では、「アニマルウェルフェア」の考え方が急速に普及し、飼育の法規制の強化にまで繋がっているのだといいます。
この考え方が現在、世界の畜産でスタンダードになっていますから、これから導入の必要性が出てくるでしょう。
日本のスーパーなどで売られているタマゴの大半は「ケージ飼い」。
日本で、採卵鶏を含む家畜の飼育を国際標準に引き上げることは、大幅なコスト増につながります。
鶏に移動の自由がある「平飼い」や「放し飼い」の「ケージフリー」は、衛生面でもコストがかかるし、タマゴの価格は、「ケージ飼い」の2〜3倍するそうです。
欧米並みの「アニマルウェルフェア」を導入することが日本では難しいといわれているのは、そんな事からのようです。
これからはそうした考えを踏まえた上で、消費者である私たち一人一人が、どう選択するかにかかってくるのではないでしょうか?
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