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のんびり。

「かげろう笠」 

2021年02月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1959年/日本〕信州高遠藩、内藤駿河守の娘・菊姫(香川京子)は全盲だった。家老・岡村十郎兵衛は、駿河守が留守を狙い、菊姫を殺し、お家乗っ取りを企む。姫の危険を察知した上原修理輔は、姫を江戸に旅立たせるが、岡村は、姫を追いかけ、道中で殺めようとする。一方、やくざの風来坊・弥太郎(長谷川一夫)は、気儘な一人旅をしていたが、ひょんなことから、殺されそうになった菊姫を助け、江戸まで送ってやることにした。江戸に着いた二人は、ある寺に逗留し、菊姫は、高名な眼医者(中村鴈治郎)の診察を受けると、目は必ず治ると言われ・・・。盲目の菊姫と、彼女を助けたやくざの弥太郎が、強い絆で結ばれていく物語。弥太郎演じる長谷川一夫さんの演技がコミカルで、勝新さんがやってもハマりそうな役。菊姫は、自分を助けてくれた弥太郎を、立派な武士だと思い込んでいて、弥太郎も、菊姫の目が見えないのをいい事に、それを否定しない。最初は、軽い気持ちで菊姫を助けた弥太郎だけれど、次第に、菊姫の兄のような気持ちになり、金を稼いでまでして、彼女の目を治してやりたいと考えるようになる。で、弥太郎は最初、賭博で金を稼ぐのだけれど、「こんな汚れた金じゃ、 菊姫の目は良くならない」という理由から、ガテン系の仕事をするようになる。この弥太郎の気持ちは何なのだろう。この時点で、彼は、菊姫が大名の娘だとは知らないわけだから、褒美が欲しくてしているわけでもなく、では、何か別の下心があるのかと言えば、そのような事もない。本当に兄のような感情、としか言いようがない。で、そんな彼に惚れちまったのが、新珠三千代さん演じる、髪結いのおしげ。新珠さんは、本当にいい女だ。菊姫と弥太郎には、男女の感情など全くないのだけれど、それでも、おしげが加わると、なんとなーく、微妙な三角関係のような様相になり、でも、新珠さんの優しさは変わらない。そして、ついに、弥太郎に逆プロポーズをするに至っては、本気で応援したくなった。評価 ★★★★☆

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