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「燃ゆる女の肖像」 

2021年01月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2019年/フランス〕1770年。女流画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)は、ある孤島の屋敷に赴いた。屋敷で暮らす伯爵夫人から、娘のエロイーズ(アデル・エネル)の見合いのための肖像画を描いてほしいと依頼されたのだ。実はエロイーズは結婚を拒んでおり、だから、画家としてでなく、散歩相手としてエロイーズと親しくなり、密かに絵を完成させてほしい、と。肖像画が完成し、マリアンヌは、エロイーズに自分のした事を打ち明け、絵を見せた。ところが、エロイーズは、その絵が気に入らず、モデルになるから、描き直してほしいと願う。期限はあと5日。2人は、共に時間を過ごすうちに、自然にキスを交わし、結ばれ・・・。250年前のフランスを舞台にした、女性同士の愛を描いた物語。当時のフランスが、どんな感じだったのか、私には知る由もないけれど、映画を観る限り、かなり抑圧された、特に女性にとっては、自分で人生の選択をできなかった、窮屈な時代の空気が読み取れる。そもそも、エロイーズは、修道院に入れられていたのを、姉が自殺したせいで、家に呼び戻されたのだ。長女が亡くなったせいで、貴族に嫁ぐのはエロイーズしかいない、という、それだけの理由で。エロイーズは、結婚などしたくないのだけれど、そんな本人の意思など、親には関係無し。マリアンヌにしても、彼女の父親が描いたという絵は、実はマリアンヌの作品。おそらく、女というだけで、何もかもが下に見られる時代だったのだろう。小説家なども、女性が書いたものでも、男名前で出版されたという話も聞くし。そんな女性2人が出会い、愛し合うようになる。今だったら、「ユーたち、もう家を出て2人で暮らしちゃいなよ」と言いたいところだが、そんな事が許されるはずもなく。最後の5日間、エロイーズの母親は、何かの用で、家を留守にしていた。それは、何の監視もない、束の間の自由な時間で、滅多に笑わないエロイーズが笑顔を見せ、マリアンヌと若い女中の3人で、トランプなどに興じる様子は本当に伸び伸びとしていた。この女中の存在が良かった。マリアンヌとエロイーズの濃密な時間だけでなく、3人で共犯して、秘密を分かち合う、みたいな。ラストは切ない。評価 ★★★☆☆

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