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「ストックホルム・ケース」 

2020年11月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2018年/カナダ・スウェーデン〕スウェーデン、ストックホルム。この街のある銀行にアメリカ人のヒッピーのような恰好をした男、ラース(イーサン・ホーク)が強盗に入った。彼は女子行員のブリジッタ(ノオミ・ラパス)と、クララ(ビー・サントス)を人質に取り、現在ムショに入っている友人のクラークの釈放と、車、金などを、警察に要求する。恐怖に怯えるブリジッタたちだったが、警察、政府、銀行の対応のマズさに、立て籠もりの時間が長引くにつれ、犯人たちとの間に不思議な連帯感が生まれてくる。銀行の建物の外は、警察、マスコミ、野次馬でごった返し、大変な騒ぎ。ブリジッタたちはどうなるのか・・・。「ストックホルム症候群」の語源になった事件の映画化。まず最初に書きたいのだけれど、「ストックホルム症候群」という言葉を違った意味で捉えている方がいるように思う。以前、ある人から、「女は男に乱暴されると、その男にシンパシーを抱くようになる。 だって、ストックホルム症候群という例もあるでしょ」と言われた事がある。何言っちゃってるんだろう。加害者に都合のいい理屈を、まぁ。Wikipediaによると、「ストックホルム症候群」とは、心的外傷後ストレス障害であり、生き残るための当然の戦略であると書かれてある。そういう、加害者側に立つ人は、この映画を観るがよい(笑)。事件が起こった1973年。劇中のセリフにもあるけれど、「これはスウェーデン初の立て籠もり事件」という事らしく、警察も、政府も、全ての対応が後手後手に回り、してはいけない事の連続で、事件を長引かせたいのか?と言いたくなることばかり。今なら、同様の事件には、必ずマニュアルがあるだろうし、犯人の心理なども研究されて、もっとずっとマシな対応が取られる気がする。ブリジッタたちが、「国も、警察も、銀行も、私たちを助けてはくれない」という絶望的な気持ちになるのは当然であろう。それに、犯人のラースとクラークは、話してみると、そこまで悪い人間ではないのだ。彼らは、別に暴力的ではないし、意外と優しい。ブリジッタは、自宅に電話をして、夫や子供と話をしたりする。しかも、ラースが前科者なのは、昔、小児性愛者を殺したからだと言う。それが本当なら、なんだ、いい奴じゃん・・・とまでは言わないが(笑)。つまり、ブリジッタたちと、ラースたちに連帯感が生まれたのは、それなりに理由があっての事で、乱暴されて、いきなりシンパシー、なんて事..

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