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慕情 

2020年10月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は
『慕情/ Love Is a Many-Splendored Thing』。
BSプレミアムで2020年10月21日(水)13:00〜放送。
”きっと運命は最後に味方をしてくれる”
”そうかしら、運命は何もしてくれないわ”。

中国出身の作家で医師のハン・スーインの自伝的小説を
ヘンリー・キング監督が映画化。
アカデミー作曲賞、衣装デザイン賞、歌曲賞を受賞。

キャッチフレーズは、
”美しきロマンスの喜びと哀しみがしみじみと
胸を打つ純愛の物語!”。

舞台は、朝鮮戦争勃発前後の国際都市、香港。

中国人とイギリス人のハーフで女医の
ハン・スーイン(ジェニフ ァー・ジョーンズ)は、
国民政府の将軍の夫人だったが、夫が共産軍との
戦いで戦死してからは、香港病院で働いていた。

ある日、病院の理事長の家でカクテル・パーティが
開かれたとき、彼女はアメリカの従軍記者
マーク・エリオット(ウィリアム・ホールデン)と知り合った。

マークにはシンガポールに妻がいるが、夫婦仲は冷たかった。

出会った時、スーインはマークを警戒していたが
何となく彼を好ましく思っていた。
マークが仕事のためシンガポールに出かけたときなど、
いい知れない淋しさに襲われるのだった。

やがて、海へ遊びに行き、小さな浜辺の岩陰で、
水着姿の二人が、タバコの先を触れあわせて、火を移す
美しいラブシーン。(後に「煙草のキス」と呼ばれる。)
それから、2人は完全な恋人同志になるのだった。

”いやぁ、映画って本当にいいもんですね”。
ストーリーもさることながら、
当時の香港風景タイムスリップして見ることが出来ます。

二人が逢瀬を重ねる小高い丘は「ヴィクトリア・ピーク」、
その丘から見下ろす港。
”煙草のキス”をした、「レパルス・ベイ」。
アバディーンの湾内に浮かぶ、船上の海鮮料理レストラン等。

私も遠い昔、
「100万ドルの夜景」を見て驚嘆したことでした。

この映画のジェニファーはスリムで美しい肢体に
チャイナドレスを優雅にまっとたその姿は景色以上に素晴らしい。
そのチャイナドレスの数は22着、デザイナーのルメイアーが
アカデミー衣装デザイン賞を受賞したのも納得です。

邦題の「慕情」のタイトルはいいですね。
”異性を慕う気持ち”を表に直接出さずに、
心に秘めた情熱をひっそりと伝える言葉です。

ところが、欧米人の表現は原題通りの
”愛とは多くの輝きに満ちたもの
♪♪ Love is a Many Splendored Thing
/愛とは多くの輝きに満ちたもの♪♪
The Four Aces の歌でお聴き下さい。
https://youtu.be/lPDngfrBdFk

”恋は美しきもの 4月の丘の上
春浅く バラ咲きいずる
恋は自然の営み
人は生きる喜びを知る”

歌手が違うと又、違う、イメージが浮かびます。
Connie Francis と Ray Conniff  
https://youtu.be/p1ncSyHCieE

Nat King Coleの歌もいいですね。

製作年は1955年(昭和30年)。



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