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たかが一人、されど一人

政治とテレビ 

2020年09月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 毎日テレビでいろいろな番組を見て思うのは番組制作に関わる人たちのご苦労だ。ここ半月あまりの政変となると、1時間なり2時間くらいの番組に適切な報道を取り込み、視聴者をある程度納得させる解説を盛り込むのは容易なことではない。大道具や小道具の美術面ではパソコンとかプリンターの発達が著しいから10年、20年前とは随分事情は異なるだろうが、ゲストの選定なんかは昔と変わるまい。特に政治関係では、NHKに限らず商業放送でも発信するメッセージが一定の政党に偏ることは好ましくない。そんなことをすれば、視聴者の反感以前にスポンサーを失い、経営に危機が及ぶ。変なゲストを呼んで、ゲストが予定してない変なことを言ったり、放送局側の人間がゲスト政治家とのやり取りで変なことを言えば、番組がぶち壊しになったり、後で誰かの首が飛びかねない。NHK「クローズアップ現代」のキャスター国谷裕子氏やテレビ朝日「報道ステーション」のコメンテーター古賀茂明氏の番組降板が典型だろう。それにしても昔は現役政治家がゲスト出演する番組は社会情報系には少なかったように思う。しかし今や、現役政治家の出演は常識化して、政治家の方も積極的に出演を希望しているようだ。そのことは視聴者即ち国民が政治に関心を持つことに繋がると思うので大いに賛成したい。ところが昨夜、BS/TBS「報道1930」にゲスト出演した中村喜四郎氏(元自民党の衆議院議員で若くして嘱望されていたが、汚職事件で有罪確定服役までするも無所属で議員を続け、今回立憲民主党再結集に参加)が面白いことを言っていた。7年8ヶ月に及ぶ安倍政権が齎したものは「政治への諦め」だそうだ。政治に面白さと言うか興奮を感じなくなったような気がしていたのも確かなので、成程と思った。彼が指摘したのは先ず自民党内部のことで、自民党内での議論というものが最近殆ど無い状態になっているとのこと。自民党は元来変幻自在な政党で国民の支持が落ちてきた時には必ず逆バネが効いて、それまでのイメージを払拭するような政策に舵をとってきた。しかし今回は同じ方向を向いた政権を作ることで一致した。結果的には支持率が回復しているが、これは見かけに過ぎない。野党の側からすれば、石破氏がその任に当たれば手強いと思ったが、菅氏で良かった。国民にも政治に対する諦め感情があり、そのことが選挙の投票率低下に繋がっているとの分析。テレビがどんな役割を果たしてきたか分からないが、政治に対してもっと興味が湧くような番組制作に励んで貰いたいと念願する。

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