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「17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン」 

2020年07月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2018年/オーストリア〕1937年。オーストリアのアッター湖畔で、母親と暮らしていた17歳のフランツ(ジーン・モルツェ)は、タバコ店で働くため、ウィーンにやって来る。店には様々な客がやって来るが、常連客の一人で、「頭の医者」だという、フロイト教授と親しくなったフランツは、”人生を楽しみ、そして恋をしなさい”と言われる。ほどなくして、ボヘミア出身の女性と知り合ったフランツは、彼女と懇意になるが、けれど、彼女には謎が多い。そんな日々の中、時代は、激動の時を迎えようとしていた・・・。試写会で観た。オーストリアの田舎町から、首都ウィーンのタバコ店に就職した、17歳の男の子が、あの実在の精神分析医・フロイトと出会い、成長してゆく物語。原作は、2012年にオーストリアで出版されて、社会現象にまでなった小説だそうで、元のタイトルは、「キオスク」。そう、主人公のフランツが働く店は、メインの商品は、タバコや葉巻だけれど、他にも、文房具や新聞、そして、当時ご法度だったエロ本が、秘密で売られているなど、まさしく、「キオスク」といった感じの、街の萬屋さんといった趣。フランツは、その店で、店主に仕事や、客あしらいを教わりながら、暮らしてゆくのだけれど、フロイトに言われた通り、一人の女性と知り合い、恋をする。けれど、彼女と親しくなっても、「恋人」というほどには、彼女の心を掴み切れない。ある日、彼女の後をつけたフランツは、彼女は、ショーパブ(のような店)で働いている事を知る。もし、時代が違っていたら、彼女はもっと、フランツと真剣に向き合っていたのではないかと想像する。不安定な、この時代、経済的にも、精神的にも余裕のない彼女は、将来の分からないフランツと真剣に恋をする事などできなかったのだろう。彼女の働くショーパブにしたって、最初は、ヒトラーを小馬鹿にするような出し物をしていたのに、ナチスが街に台頭してくると、手の平を返したように、ナチスが喜ぶような内容に変える。時代の不安定さがとてもよく表されている場面。フランツはとても感性豊かで、「こうありたいと思う、理想の自分」と「現実の自分」が出てきて、その描き方が、とても面白い。慣れてくると、こちらも、「あぁ、これは理想の自分の方ね」を分かる(笑)。もの知らずの私は、精神分析医のフロイトが、オーストリア出身のユダヤ人だと、この映画で初めて知った。少しお利口になったような気分(笑)。評価 ★★★☆☆..

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