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のんびり。

「さらば夏の光よ」 

2020年06月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

南条宏(郷ひろみ)と、野呂文平(川口厚)は、同じ予備校に通う友達同士。イケメンの南条と、地味な野呂は、一見、合わなそうに見えたが、仲が良く、同じ部屋で暮らしている。2人は、ハンバーガーショップで働く、戸田京子(秋吉久美子)に、同時に恋するが、京子は、南条に心惹かれる。しかし、野呂の気持ちを知った南条は、京子を野呂に譲り、2人は同棲するようになる。ほどなくして、京子は妊娠。ハンバーガーショップを辞める事を、店に告げに行くと、店長から凌辱されそうになってしまう。怒った野呂は、店長に大怪我をさせてしまう。すると南条が、身代わりとなって自首し・・・この映画、何も考えずに、単体で観たら、悪くないと思う。2人の青年と、1人の女の子が紡ぐ、愛と友情の物語。アイドル映画にしては良く出来ている。ネット上の評価も、悪くない。うーん、でも、私には、かなりの違和感。この映画の原作は、遠藤周作さんの同名小説だ。私はその本が好きで好きで、何度読み返したか分からないくらい好きで。登場人物は同じ。南条、野呂、京子。3人の微妙な三角関数も同じ。でも、展開がまっっったく違う。小説で、愛し合うのは、南条と京子で、京子は南条の子を身ごもる。けれど、彼は事故で亡くなり、野呂は、京子とお腹の子を丸ごとそのまま引き取るという形で結婚する。この物語の肝は、野呂の自己犠牲と、京子への純粋な愛。実に遠藤周作さんらしい、哀しみに満ちた物語なのだ。こんな風に、まるで違うストーリーにされて、遠藤周作さんが何も言わなかったのかと思うけど、懐深い遠藤さんの事、「そんなものさ」と笑っておられたのかもしれない。何度も言うけど、映画としては悪くない。ただ、遠藤さんの原作をご存じの方は、きっと驚かれると思う。評価 ★★★☆☆

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