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のんびり。
「いつかギラギラする日」
2020年05月29日
テーマ:テーマ無し
〔1991年/日本〕ギャングのチーム、神崎(萩原健一)井村(石橋蓮司)柴(千葉真一)の3人は、ある仕事に取り掛かる。それは、ディスコのマネージャー、角町(木村一八)が持ち込んだ企画で、洞爺湖の温泉ホテルの売上金、2億円を積んだ現金輸送車を襲う、という計画だった。計画は成功したが、奪った現金を数えてみると、5千万円しかない。仕方なく、それを4等分にしようとしたとき、血迷った井村が、神崎たちに銃口を向け、金を独り占めしようとし・・・。友人がDVDを貸してくれたので、なんとなく観始めた映画だけど、途中で、え!?恩ちゃん!?と驚き、一時停止した。劇中、出てくるロックバンドのメンバーの一人が恩田快人氏で、その瞬間、私の中で、「ああ、そうだった」と全てが繋がった気がした。恩ちゃんは、この映画に出演した時、友人の付き添いでエキストラとして出演した、YUKIと出会い、そして、バンド「JUDY AND MARY」を結成したんだ。JUDY AND MARYは、ファンクラブに入るくらい好きなバンドだったけど、結成のきっかけとなった、この映画は観た事がなく、解散して19年も経って、こんな形でお目にかかれた事がとても嬉しかった。それから、もう一つ、「あぁ、そうだった」と思い出したことがある。それは、以前、荻野目慶子さんの、ご自身の半生を描いた本「女優の夜」を読んだ時、「何か」の映画の撮影していた、ある夜、その映画の監督だった深作欣二さんと、最初に結ばれた時の描写が細かく描かれており、そういえば、その「何か」の映画というのが、この作品だった!と思い出したというわけで。凄いな。1本の映画がきっかけとなって、伝説にまでなったバンドが結成され、そして、巨匠と言われる監督と、有名女優の、その後、10年も続く不倫カップルが誕生するなんて。その、荻野目慶子さん、この映画で、めっちゃキレた演技を見せている。とにかくハチャメチャで、エキセントリックで、この映画より前の作品では、こんな役をした事がないんじゃないかってくらい。興行的は失敗だったという、この映画、私はそうつまらならいとは思わなかったけど、やっぱり観終わって、何が一番印象的だったかって、荻野目さんの演技に尽きるかなぁ(笑)。評価 ★★★☆☆
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