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のんびり。

「妖精は花の匂いがする」 

2020年05月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1953年/日本〕大阪の、ある私立の女子大。金持ちの娘が多く通う、この大学で、小溝田鶴子(久我美子)は、病気の姉を抱えて、アルバイトで学費を稼いでいる。田鶴子の親友・水絵(木村三津子)は、助教授・丹下(森雅之)に深い恋心を抱いており、結婚まで考えている。しかし、丹下は、美しく、健気な田鶴子に何かと目をかけ、水絵は次第に、田鶴子に激しい嫉妬心を抱くようになる。田鶴子は金のため、絵のモデルのアルバイトを引き受けるが、ヌードになった事が学校に知れ、大問題に発展してしまう・・・。美しい久我美子さん。華族の出という久我さんは、美しいだけでなく、その品格にも圧倒されてしまう。私は、若尾文子さんや、京マチ子さんのような、ドロドロした映画に出る女優さんに惹かれる傾向があるけれど、久我さんは、別の意味で憧れ。この映画の久我さんは、学費にも事欠くような、とても貧しい女子大生の役を演じておられるけれど、若尾さんや、京さんなら、「赤線地帯」まっしぐらになりそうなところを(笑)、決してそうはならない。どんなに貧しくても、品位を失わず、どこか世間知らずな久我さんはとってもいい。そう、とってもいいんだけど、ただ、一箇所だけ、ちょっとイラっと(笑)。絵のモデルになった時、契約になかった、ヌードになった理由が、「絵描きがスランプに苦しんでいて、可哀想だったから」って・・・。そのあと、すぐに、「もちろん、お金のためだけど」と付け加えはしたけれど、どうも、引っ掛かるなぁ。これは、感覚の問題なんだろうけど、相手が可哀想だから、裸になる、というその思考回路が、私の「イラ」のスイッチを押してしまったようだ(笑)。それに比べて、久我さんのお友達の水絵は、分かりやすい。自分が片想いしている助教授の心が、久我さんに傾いている事を、薄々察している水絵は、嫉妬の気持ちがあからさまに態度に出る。うん、苦しいよね。嫉妬は本当に苦しいよね。恋って本当に厄介なものだわ。評価 ★★★☆☆〓

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