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「我等の町」 

2020年05月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1940年/日本〕マサチューセッツ州ニューハンプシャーの小さな町「グローヴァーズ・コーナーズ」。医師の家・ギブス家と、新聞編集者の家・ウェップ家は、隣同士。ギブス家の長男・ジョージ(ウィリアム・ホールデン)とウェップ家の長女・エミリー(マーサ・スコット)は幼馴染で、ハイスクールに入ってから、お互いを意識し始める。勉強の苦手なジョージは、ハイスクールを卒業したら、大学には行かず、叔父の農場で働こうと決めている。エミリーは成績が良かったが、ジョージからプロポーズされ、それを受け、卒業後、すぐに結婚。二人は幸せに暮らしていたが、2人目の子を出産する際、エミリーは、難産から仮死状態になってしまう・・・。架空の町、「グローヴァーズ・コーナーズ」で暮らす人々の、1901年から1913年までの出来事を描いた映画。町のパーラーの男性が、ナレーションというか、進行役のような形で、時々、物語の解説をする。おそらく、80年前の映画としては、画期的表現ではなかったかと思われる。ただ、物語自体は普通で、ラスト近くまで、全く事件も起こらない。ジョージとエミリーの結婚も、親の反対も全くなく、三角関係になるわけでなく、順調すぎるくらい、順調。ハイスクールを出てすぐの結婚というのが、今観ると、ちょっと早いかなと思うけど、1900年の初めは、全く違和感なく、周囲も受け入れている感じがするし。けれど、ラスト、エミリーが、難産が原因で、死の淵を彷徨い、その時に見た幻覚には、ちょっと考えさせられるものがある。エミリーは、幻覚の中で、結婚前の実家にいる。そこには父がいて、母がいる。母は、忙しそうに家事をしていて、なかなか、エミリーと向き合えない。エミリーは、「お母さん、とっても若いわ」「もっと私を見て。私は十数年後に死ぬのよ」と思い、何事もない、平凡な日常がいかにかけがえのない、大切なものなのかと知る。本当に、私も、こんな状況の中、会いたい人に会うこともままならず、今まで当たり前にしてきた事がどんなに大切な事だったか、やっと気付かされた感じなので、あぁ、分かるなぁ、と。平凡ながら、しみじみとした映画だった。評価 ★★★☆☆

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