メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

平成の虚無僧一路の日記

「日本沈没」小松左京逝く 

2011年07月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「日本沈没」小松左京さん死去(読売新聞) - goo ニュース

昭和48年、映画「日本沈没」を観た時は衝撃的だった。
日本の高度成長が、オイルショックでストップした年だ。

赤軍派の血なまぐさい事件もまだ記憶に新しい時期。
時の総理大臣に「丹波哲郎」。そして小野寺俊夫役の
「藤岡弘」、阿部玲子役の「いしだあゆみ」の顔の
表情ひとつひとつを今でも思い出す。

天皇が真っ先に海外に。これで「日本国は終わりだ」。
天皇制も無くなり、まさに「朕没す」とも騒がれた。

ラストシーン、日本の難民が、当時共産国のソ連に
引き取られ、シベリアを無蓋貨車で運ばれていく
シーンに、日本人の共産化を憂え、ぞっとしたもの
である。


原作では「高速道路が倒れて車が転落する」とあって、
専門家は「ありえない」と非難していたらしいが、
阪神大震災では現実になった。小松左京氏の先見能力
には敬服する。

そして、このたびの「東日本大震災」。あの迫り来る
津波の映像には、「日本沈没」を思い出さずにはいられ
なかった。

韓国の新聞は、いっせいに「日本沈没」とタイトルに
掲げたそうな。あの津波の写真を見れば、皆そう思った
ことだろう。

小松左京氏がSF作家に転じたのは「全面核戦争への
恐怖」からだったという。津波もさることながら、
原発事故は、まさに「日本減速」「日本地盤沈下」を
招いた。むべなるかな。

小松左京氏は、東日本大震災の惨状に胸を痛め、
「この危機は必ず乗り越えられる。この先、日本は
必ずユートピアを実現できると思う。日本と日本人を
信じている」と遺言していた。これぞ「日本沈没」の
ラストシーンだ。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ