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「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」 

2020年02月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2018年/フィンランド〕年老いた美術商・オラヴィは、ある日、音信不通だった娘から、孫のオットーに職業訓練体験をさせてやってほしいと頼まれ、気が進まぬものの、数日、預かる事になる。そんな中、オラヴィは、絵画のオークションハウスで、一枚の肖像画に目を奪われる。それは、ロシアの国宝級の画家・イリヤ・レーピンの作品ではないかと思われたが、署名がなく、絶対的な確信が持てない。オラヴィは、オットーと共に、山のような資料を調べ、肖像画が、間違いなくレーピンのものだと確証を得る。なんとしても、あの肖像画を手に入れたい。オークションに臨んだオラヴィは・・・。試写会で観た。小作品ながら、大変に見応えのある一作。美術の知識もセンスも全くない私だけど、「署名はない」が、「どうやら、大変に価値がある」と思われる絵画を老古美術商が見つけた、なんて、とってもロマンを感じる。その絵画が、本当に巨匠・イリヤ・レーピン作であるとの確証を得るために、美術商と、彼の孫が、一緒に、資料を調べる場面にもワクワクする。あぁ、その作品が本物でありますように、と、祈るような気持ちになる。もし映画の中に入れるなら、「私にも、その作業、手伝わせてほしい」なんて思ったり(笑)。そんな、絵画にまつわる物語のサイドストーリーとして、この老美術商の、人生が描かれる。彼は、一生を美術に捧げたと言っても過言ではないようで、そのせいで、家族の事はほったらかし、娘とは、長い間、絶縁状態。久し振りに会った娘は、経済的にも苦しいらしく、そして、孫のオットーは、少し不良がかっている。このオットーの危なっかしさに、何かやらかすのではないかと、ハラハラするような思いで観ていたけれど、彼には意外と、商売の才覚があるようで、オラヴィより上手に、絵画を客に売りつけたりする(笑)。なまじ余計な知識など無い方がいいのかもしれない。若さゆえの大胆さも羨ましい。オークション後の展開も、一筋縄ではいかないけど、「オットー、ナイス!」と思われるシーンがあったして、この孫の存在は、最後まで重要。あまり耳慣れないフィンランド語の響きも面白く、世界には良い映画が沢山あると、あらためて知った思い。評価 ★★★★☆

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