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「悪女」 

2020年01月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1964年/日本〕家政婦紹介所に所属する、田中姫子(小川真由美)は、誰も行きたがらない、円城家に、自らすすんで働きにいった。円城家は、寝たきりの主人・礼次郎芸者あがりの後妻・由紀(高千穂ひづる)、テレビライターの長男・英介(梅宮辰夫)、短大生の長女・冬子(緑魔子)そして、ばあやのしの(浦辺粂子)の5人が暮らしており、鼻もちならない、金持ちの家であった。姫子には、将来を誓い合った、トラック運転手の鈴木亀吉がいた。2人は深く愛し合っていたが、結婚までは清い関係でいようと決めている。ところが、ある日、英介が姫子に襲い掛かり・・・。タイトルの「悪女」。これは誰を指すのだろう。小川真由美さん演じる、姫子?いや、絶対違う。姫子は、貞女だ。そして、聖女だ。頭は多少ゆっくりだけど、純朴で、懸命で、たった一人の男との愛を貫こうとしている。確かに、彼女は、貧しさゆえ、パンパンをしていた過去がある。でも、心まで売ったわけじゃない。パンパンをしていたから、聖女ではない、という定義は成り立たない。けれど、そんな彼女の純粋さは、金持ち家族の、異常さに汚されてしまう。特に、後妻、長男、長女は、家政婦なんて、人間とも思っちゃいない。自分のために働く下僕、そして、性欲の処理係・・・。緑魔子さんと、高千穂ひづるさんのバトルが凄いよ。この2人こそが、悪女だ。悪女同士が、いつも対立している、その図が、たまらなくいい。そのくせ、自分たちにとって、不都合な事が起こると、途端に結託するのも、笑える。まぁ、理由は同じでなく、それぞれが、自分が利害だけで動いてるだけなんだけど。ラスト、姫子は、聖女から、聖母になる。そのお姿は、後光が差すように、神々しい。評価 ★★★★★

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