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吾喰楽家の食卓

第350回 銀座風流寄席 

2020年01月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

西荻mini囲碁サロンでの飲み会は、予定の1時間半でお開きになった。
延びないのは、メインイベントが控えているからである。
銀座で行われる風流寄席へ、席主、船長、私の3人で行く。
船長とは、この会で知り合った。
すでに引退しているが、本当に船長だった人だ。

月1回の落語会は、今回で350回だから、始まってから30年目に入っている。
噺家は、三遊亭鳳楽師匠で、初回から一人で務めている。
場所は、泰明小学校の近くにある、「しも田」という小料理屋だ。
毎回、季節に相応しい一席を聞き、その後の宴席では、演題に相応しい会席がコースで出て来る。
酒は飲み放題だから、飲兵衛の私には誠に好都合。

風流寄席の発起人は、立川談志である。
この店の常連客だった談志は、お供の鳳楽師匠に、その任を命じた。
鳳楽師匠は、古典落語が専門の噺家で、今月は『味噌蔵』を口演した。
先々代の桂三木助の持ちネタだったが、最近は演じる噺家は少ない演題らしい。

今月の料理は、前菜(凍み豆腐味噌漬け・鶏もつ煮込み・紅白なます)、刺身(締め鰺・烏賊)、焼物(鯛の塩焼)、煮物(豚肉入り沢煮)、お食事(味噌焼お握り)の5品。
毎回、宴席では、鳳楽師匠が同席して、客の接待役を務めてくれる。
好きな古典落語を聞き、会席料理を肴に美味い酒を飲み、師匠と落語談議に花を咲かす、月1回の特別な日だ。

   *****

写真
2020年1月18日(土)の宴席(刺身・焼物)



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