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父の子守と 母の子守唄 

2019年11月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



私は7歳で父と死別しました。
アメリカ帰りなのに、いつも和服を着ていた父。大きなデスクに向かっている姿は鮮明に覚えています。
もっと幼い日に、私を仰向けに抱いて長い廊下を行き来して寝かしつけてくれた記憶も何故か鮮明なのです。
廊下にはペンダントライトが2箇所下がっていました。その下を行き来するので丸いライトがあっちに行きこっちに行き、それを見ているうちに眠るのでした。どんな声で寝かしつけて貰ったのかは覚えていなくて廊下の天井から下がっていた電灯だけがくっきりと印象に残っているのです。


(明治40年頃の両親。サンフランシスコにて)



幼い日の母の思い出は、主に二つの子守唄にあります。
二つとも歌詞はしっかり覚えています。


「江戸子守唄」 (坊やの部分を子供の名前に替えて歌います)


ねんねんころりよおころりよ 坊やは良い子だねんねしな
ねんねのお守りはどこへ行った あの山越えて里へ行った
里の 土産になにもろうた でんでん太鼓に笙の笛
おきゃがりこぼしに 犬張り子 坊やは良い子だねんねしな


しかしYouTubeで聞いてみると、デンデン太鼓に笙の笛でぷっつり終わっているものがほとんどで、何だかものたりません。
おきゃがりこぼしに犬張り子が歌われるものは少ないようです。
おきゃがり小法師に振り鼓・・・と歌われるものもあります。民話と同じで色々に変化したのでしょう。


母は神田生まれの江戸っ子ですから、神田で歌われていたのは、おきゃがり小法師に犬張り子だったのでしょう。




もう一つの子守唄は、
「五色の子守唄」(五色浜の子守唄)


母は婦人雑誌に投稿されていた歌詞が気に入ったので歌っていたと言っていました。


ねんねころころ浜の石  ころころころんでどこへゆく  波にもまれて淡路島  かよう千鳥の浜へゆく  わたしもゆきたい夢の島  夢の島には五色浜  花よりきれいな白い石  星よりきれいな青い石  なけば千鳥がとんでゆく  なかずにゆきましょ夢の島



作詞作曲は投稿した女性だそうです。


婦人の友の懸賞応募作品だと、↓ こちらの記事で知りました。


この方、多幡達夫さんからこの曲がYouTubeにあったとお知らせを頂きました。
聞いてみたらなかなかおしゃれな曲でした。


母は歌詞を読んだだけで、曲を知らなかったため、江戸子守唄の節で歌っていたのです。
ですからオリジナルの曲は今まで聞いたことがありませんでした。
淡路島に有る五色浜を歌っているので、作者は淡路島の方だったのかも。今も淡路島のコーラスグループでは歌われているようです。


しかし、江戸子守唄の曲で歌ってもぴったり合う歌詞なのです。
そうして私の耳に残っているのは、我が家オリジナルの江戸子守唄版なのです。


やはり母の声で聞いた五色浜の子守唄を、大事にしたいと思います。
いつの日か曽孫に歌ってあげたいな。

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