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のんびり。

「ボーダー 二つの世界」 

2019年10月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2018年/スウェーデン〕ティナは、その醜い容貌ゆえ、孤独の中で生きる女。一緒に暮らす男はいるが、心を通わせているとは言い難い。ティナの仕事は、空港の税関職員。違法な物や、犯罪に関わる物を、嗅ぎ分けられるという、特殊能力を持つ彼女は、悪い渡航者を数多く摘発し、職場では信頼されている。そんなティナは、ある日、自分によく似た容貌の、旅行者・ヴォレと出会う。本能的に何かを感じたティナは、自分の家の離れをヴォレに提供するが・・・。「ぼくのエリ 200歳の少女」の ↓https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2011-07-25原作者・ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの短編を映画化した作品。原作は読んでいないけれど、人間に似て非なるもの、という設定が、得意な作家さんなのかな、と思う。ただ、「ぼくのエリ」の主人公が、美しい子供2人だったのに対して、こちらの男女・ティナとヴォレは、お世辞にも、美しいとは言えない。けれど、特にティナにとってヴォレは、生まれて初めて出会った、自分の「仲間」であり、2人でじゃれ合いながら、水浴びをしたり、森を駆け回るシーンに、涙が出るほど美しさを感じた。美醜なんて、人間が勝手に決め付けている基準だと、この映画を観ていると、本気で思える。真面目で、性格のいいティナが、このまま幸せになるといいなと思うけど、もちろん、物語の性質上、事はそう簡単に進むわけもなく。それから、とても面白いのが、ティナの、悪事を嗅ぎ分ける、という能力。税関職員の彼女は、飛行機に乗ろうとする人の、通路に立っているだけで、違法な持ち物がバッグに入っている事が分かる。酒や薬物などは、匂いで分かるんじゃないの、と言われそうだけど、彼女の能力はそんなもんじゃない。何せ、ケータイのメモリーカードに入った、幼児ポルノの動画も見つけてしまう。彼女には、犯罪を犯す者の、羞恥心や恐怖心を嗅ぎ分ける能力がある。そっかぁ、犯罪者の中には、どこまで図々しいんだ、と思えるくらい厚顔無恥な輩もいるけど、そんな人間にも、一応、羞恥心なんてものがあるんだぁ、と、変な所で感心。評価 ★★★★☆

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