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「おいしい家族」 

2019年10月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2019年/日本〕銀座で美容部員をする橙花(松本穂香)は、仕事は上手くいかず、夫とは別居中で、人生に疲れ気味。母の三回忌に休養も兼ねて、実家がある島に帰る。すると、そこにいたのは、なぜか、母のワンピースを着ている父(板尾創路)。さらに父は、シングルファザーの和生(浜野謙太)と、結婚すると言い、橙花は仰天する。しかし、食卓を囲む、弟・翠(笠松将)も、弟の嫁でスリランカ人のサムザナも、和生の娘でJKのダリア(モトーラ世理奈)も、何も違和感を感じていないようで、動揺しているのは、自分だけという状況に、橙花はイラつくが・・・。実家に帰ったら、父親が母親になっていた。しかも、子持ちの男と結婚すると言う。そんな状況に仰天する主人公。奇しくも、私は、最近した、友人たちとの会話を思い出していた。友人(A男とB子)と私の3人でお食事をしている時、何かの話の流れで、「もし自分の父親から、ゲイだと告白されたらどうする?」という会話になったのだ。B子は、「受け入れる。お父さんの事、好きだし」と言ったけれど、A男は、「絶対に嫌だ。考えられない」と言っていた。私は、2人のお父さんをどちらも知っているので、どちらの言いたい事も、すごくよく分かった。やっぱり、そのような状況になった時の子供の心情は、元々の父親のキャラクターと、あとは、今までの関係性で決まるのではないでしょうか。ただ、この映画の父親は、特にゲイという感じはせず、再婚したい、というより、家族を作りたい、という印象だった。面白いのは、父親が、家の中だけでなく、勤務先の小学校にも、女装して行ってしまう事と、それを、全く、何事もないかのように受け入れている、島の人々。なんとなく、一般的には、そういった事を、都会 → 受け入れる地方 → 受け入れ難いみたいな図式がある気がするんだけど、それが逆で。都会で暮らしながらも、色々な常識に囚われすぎている割に、何も上手くいっていない主人公より、自由な発想で生きている故郷の人々の方が、よほど生き生きとしているというのが、ユートピアみたいで、いいなぁ、って。海、特に、入江の風景が素晴らしく、不思議にホッとできる映画だった。評価 ★★★☆☆

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