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のんびり。

「人生をしまう時間(とき)」 

2019年10月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2019年/日本〕試写会で観た。NHK BS1スペシャル、「在宅死 死に際の医療 200日の記録」に新たなシーンを加え、再編集した映画なのだそうだ。私はテレビの方は見ていないので、真っ新な気持ちで観る。埼玉県新座市の「堀ノ内病院」の医師・小堀?一郎さんは、80歳ながら、在宅で介護をされている患者さんの各家を奔走している。同じ医療チームの、56歳の医師・堀越洋一さんの診察も、とても丁寧。別に映画を観たから言うわけではないけれど、この二人の先生が素晴らしく、私の身近にいてくれたらいいのになぁ、と本気で思う。すごく頼りになる。最近は、こういった、高齢者の介護や死を扱う、ドキュメンタリー映画がとても増えていると実感しているけれど、それにしても、本作は、ちょっと衝撃だ。まず、本物の遺体が何度も出てくる。在宅医療を選んだ患者さんたちを、家族が介護し、そして、最期を迎えるわけだけど、その死に顔が当たり前のように映し出される。それから、今、まさに死にゆくお爺さんの、カウントダウンともいえるような、場面もある。お爺さんの心臓が、ほぼ止まりかけ、全盲の娘さんが、首に指を当て、「まだ息はしている」と言う。その間隔が次第に空いてゆき、ついに、「あ・・・止まった・・・」と。私はまだ、いわゆる、「死に目にあう」という経験はした事がないのだけれど、これは凄い場面だ。誰もが体験できるわけではない事を、スクリーンを通して、体験したような気持ちになる。介護されるのは、高齢者だけとは限らない。51歳の、末期の子宮頸がんの女性を、70代の母親が介護する。人の死は、必ずしも順番通りではないのだと、悲しい現実を突きつけられる思い。変な言い方かもしれないけど、「自分はどんな風に死ぬのかなぁ」と、考えずにはいられないような内容。やっぱり、NHKだけあって、撮影も編集も、上手い。評価 ★★★☆☆〓

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