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のんびり。

「ジョーカー」 

2019年09月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2019年/アメリカ〕アーサー・フレックス(ホアキン・フェニックス)は、病気の母親を介護しながら暮らす、優しい男。彼は、母親の、「あなたの笑顔で人々を楽しませなさい」の言葉に、コメディアンを夢見るようになる。しかし、世間は冷たい。ピエロの扮装をして、街角でサンドイッチマンをしていた彼は、若者にからかわれ、酷い暴力を振るわれる。そんな彼に、同僚が、拳銃をくれる。それが、その後の彼の運命を大きく変えてゆく・・・。試写会で観た。バットマンの敵役として有名な、悪の化身、「ジョーカー」が、元々は、どんな人間だったのか、そして、なぜ「ジョーカー」になってしまったのかを、描いた物語。彼が住んでいるのは、当然、バットマンが活躍する舞台でもある、「ゴッサムシティ」。物語の冒頭、観客は、ゴッサムシティのゴミの収集員がストをしていると、知らされる。確かに、街はゴミで溢れかえり、大変な状況になっている。そして、それが、物語全体の、ひどく荒んだ空気を表すのに、めちゃくちゃ貢献している。どんなに心優しくても、親切でも、報われる事のない、主人公・アーサー。母親を介護し、また、自身も精神障害を抱えているせいで、人々から、胡散臭い目で見られ、深い孤独の中で生きる彼は、ある日、ある事件を起こす。それだって、決して、アーサーだけが悪いわけじゃないんだけど、やはり、その後の出来事の始まりとなった事は間違いなく、観る者は、彼の悲しみと狂気に引き込まれてゆく。彼の出生についても、母親から聞いていた事と、事実とが、異なる事を知る。それは、彼の心の混乱を表す、すごく分かりやすい場面だと、私には感じられた。ラスト近くの群衆の場面は、「人間って怖い」「集団心理って怖い」という思いで、ゾッとする。この映画は、今年のヴェネツィア国際映画祭で、最優秀賞を取ったそうだ。それから、アーサー役に、プリオの案もあったそうだが、最終的にホアキン・フェニックスに決まったと、ウィキペディアに書かれてある。プリオは私の王子だと、つい最近も、書いた気がするけど、この作品は、ホアキンで本当に良かった。プリオだと、ずっとプリオが気になって、ここまで物語に入り込めなかったかもしれない。ホアキンの演技は素晴らしかった。アーサーに、そして、ジョーカーになりきっていた。最初から最後までダークで、重いけど、大変に見応えがあり、2時間ずっと、スクリーンに惹き付けられる。評価 ★★★★☆

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