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善意の行き違い 

2019年09月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:一人暮らし

私が住んでいるマンションは、インターフォンが二重になっている。

まず、メインエントランスで一回。

インターフォンで呼び出されて、こちらが相手を認識して、扉を解錠すると、お客様はまず建物の中に入る事が出来る。

更に、個別の家のドアの前にインターフォンがあって、今度は、こちらも待機しているわけだから、ドアを開けてお客様を迎え入れる、というシステムである。

たまに、宅配便の配達の人等、メインエントランスは他の住人が認証して解錠したりすると、直接個別のドアのチャイムを鳴らす場合も居る。

でも、多分苦情が出たのだろう。

最近は、大手の宅配業者の人は、まずメインエントランスから、という順を踏んで来てくれる。

世帯数は結構あるので、配達の人達も大変だろうな、とは思うけれど、ここは、セキュリティの安全性を謳っているマンションなのである。

予想がつかない限り、直接ドア前のチャイムには、応じないことにしている。


今日、突然チャイムが鳴った。

心当たりは、全く無かった。

暫く、そのまま様子をみていたのだが、再度チャイムが鳴る。

仕方なく、インターフォンで答えようとしたら、子供達の嬌声が凄くて、聞き取れない。

そのまま、答えずに私はスイッチを切ったのだが。


その後も、二、三度、チャイムが鳴って、そのうち静かになった。

夕方外出して、戻ってくるとドア前に紙が入っていた。


そこには、「敬老の日お祝い訪問」というタイトルで、

子供会で訪問させて戴きましたが、ご不在だったので後日改めて訪問させて戴きたいと思います。
ご都合の良い日を、下記までお知らせ下さい。

と氏名と電話番号が書かれていた。

更に、

生菓子をお届け予定ですので、9月中にお会い出来ると幸いです、とつけ加えられていた。


第一印象は、「出なくて良かった」であった。

私は、人の善意がわからない、特殊な性格なのだろうか。


主人が亡くなったあと、普段あまり交流のなかった友人から、「プレゼントを送りたいのですが、○○日頃ご在宅でしょうか」とメールが来て、返事をしなかったことがある。

勿論、今もすぐに思い出したくらいだから、自分の中で、それは重い記憶として、浮遊している。


善意、の受け取り方が、私はちょっとずれているのだろうか・・。



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