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兵庫県南部の島

時計 

2019年08月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

朝、畑に出て、子芋の間の雑草を抜いていた。その時に時計を見つけた。泥にまみれていたが、動いていた。

カシオ製の安物のソーラー時計である。3週間くらい前に、いつも置いている場所に見当たらなく、本棚の間に入ったのか、パソコンの机の下に落ち込んだのか、なにかの袋や箱に落ち込んだのかと、気になって探していた時計だ。同じようなものを買おうかとネットで探したこともある。部屋の中のどこかから出てくると期待もしていた。

しかし、畑の子芋の雑草の中から出てきたのだ。作業着のポケットに腕から離して入れていたのが、下を見た時に土に落ちたのだろう。

太陽に熱せられて、雨に打たれて、泥にまみれて、時間は正確に動いていたのだ。

こんな歌を思い出した。

≪ むなしく冷えて魂は    くにへ歸つたポケットに 
  時計ばかりがコチコチと   動いているもなさけなや ≫


「戦友」と言う歌だが、持ち主の戦友が亡くなって、その時計が動いているという個所である。中国戦線の時と思われるがその当時は太平洋戦争の頃と違ってまだ、戦線に余裕があったのだろう。当然にその時計は竜頭の手巻きで1日に1回はネジを巻かないと動かない時計であっただろう。



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