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「アルファ、殺しの権利」 

2019年07月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2018年/フィリピン〕フィリピンの警察官・エスピーノは、情報提供者の若者を囮にし、薬物組織に踏み込む。銃撃戦の末、その場にいた全員を射殺、作戦は成功したように思えた。けれど、その際、エスピーノは、犯人の遺体から、ドラッグを盗み、横流しするつもりで、情報提供者に、それを渡し・・・。上映会で観た。「東南アジア 映画の巨匠たち」というイベントの一本。フィリピンでは、数年前から、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、麻薬撲滅のために、「超法規的殺人指令」を出している事が、国際的にも話題になっているけれど、なんというか、それをリアルに、目の当たりに見せられた、そんな感じ。ドゥテルテ大統領のしている事が、手放しで「良い事」とは言えないけど、大統領だって、何も好きこのんで、麻薬に関わる人を殺したいと思っているわけではあるまい。それだけ、フィリピンという国が薬物に汚染され、そうでもしなければ、国が良くならない、苦肉の策という事ではないかと、想像する。けれど、麻薬に関われば、間違いなく殺される、と分かっていても、それでも関わる人々が、この映画では、描かれる。しかも、表向き善人の、警察官まで。難しい問題だ。とにかく貧しい。だから麻薬に手を染める。でも、国がそれを許さない。貧しさから抜け出すのが一番なんだろうけど、じゃあ、どうすればいいのかと言っても、案もない。麻薬を運ぶ方法にも驚いてしまう。果物に仕込んだり、伝書鳩の足に括り付けるなどは、もう普通、それどころか、自分の可愛い赤ちゃんの、おむつの中にまで入れて、運ぶ。たとえ自分は犯罪者でも、せめて子供だけは別の人生を、と、思わないものかなぁ、と思ったけど、貧すれば鈍する、ってやつなんでしょうね。上映後、ブリランテ・メンドーサ監督のトークショーがあった。この映画の出演者の殆どは、プロの俳優さんではなく、撮影も、本物のスラムで行われたそうだ。リアルなはずだわ。評価 ★★★☆☆

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