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「パリ、嘘つきな恋」 

2019年05月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2018年/フランス〕50歳のジョスラン(フランク・デュボスク)は、無類の女好き。だけど、深く関わる事はせず、女は一夜の遊びだと公言している。ある日、亡くなった母親の車椅子に座っていたところを、隣に引っ越してきた女性・ジュリーに見られ、ジュリーは、ジョスランが歩けないものだと勘違いしてしまう。ジュリーは、ジョスランに、姉・フロランス(アレクサンドラ・ラミー)を紹介する。フロランスは事故で歩けなくなり、車椅子生活を送っているが、テニスをし、ヴァイオリンの公演で世界を飛び回るような、アクティブな女性。今まで会った女と全然違うフロランスに惹かれるジョスランだが、自分が、本当は歩けるという事を、言い出しそびれて、そのまま逢瀬を重ねるようになってしまう・・・。試写会で観た。中年のプレボーイが、初めて恋に目覚めるも、車椅子生活と勘違いされ、それを言い出せずにいる、というコメディ。このような事が、現実にあるかどうかは別として、やっぱりおフランスの人は、恋愛上手ね。フロランスが、とっても大人。大人すぎ。「そうくるの?」という展開から、私だったら、あんな対応できるだろうかと思いながら、観ていた。すごく、カッコいい。障害をテーマにしていながら、まったく、重くなく、湿っぽくもなく、むしろ、笑っちゃうような展開に、心が軽くなる。この映画で、「嘘はどうの」とか「人を騙すなんて」とか、そんな無粋な事は、言いっこなし。コメディなんだし、ある意味、ジョスランが、車椅子だと勘違いされなければ、フロランスとは出会えなかったわけだし、どんな事でも、自分のチャンスとして、繋げてゆく。そこが大事。それに、もう10代でもあるまいし、この年になったら、もう恋愛に、騙すも騙されるもないでしょ。嘘なら嘘で、一生、つき続けていてほしいし、こっちも、つき続けるわ(笑)。その瞬間が楽しくて、本気なら、それでいい。実は、ジョスランは、大きな靴の代理店の副社長で、大変なお金持ち。住んでるお家も、めっちゃ素敵。で、自宅プールでのラブシーンは必見よ。あんな演出されたら、きゃー☆となってしまう(笑)。やっぱりおフランスの恋は素敵。評価 ★★★☆☆

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