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映画が一番!

阿弥陀堂だより 

2019年05月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「阿弥陀堂だより」。
BSプレミアムで2019年5月7日(火)13:00〜放送。
2002年10月に観た時の感想文です。

原作は芥川賞作家である南木佳士の同名小説。
監督は先週、紹介した「雨あがる」を初監督した小泉堯史。

キャッチコピーは、
”忘れていた,人生の宝物に出逢いました。”。

東京に住む上田孝夫(寺尾聰)と
美智子(樋口可南子)夫婦。
孝夫は売れない小説家で、
美智子は大学病院の有能な医師だった。

ある日、美智子は流産をきっかけにパニック障害になる。
都会の生活にも仕事にも疲れきっていた2人は、
孝夫の故郷である信州へ移住することを決心した。

2人は移り住んだ村で、村の死者がまつられた阿弥陀堂で
暮らしている96歳のおうめ婆さん(北林谷栄)や、
喋ることが出来ない難病を抱える少女の
小百合(小西真奈美)など村人達に出会う。

小百合はおうめ婆さんが日々思ったことを書きとめ、
村の広報誌に“阿弥陀堂だより”として連載していた。

おうめ婆さんとの会話がいいですね。
おうめ婆さん:
”小説っていうのは嘘の話でありますか、
 それともほんとの話。”
上田孝夫:
”嘘の話なんだけども、ほんとのことを伝えるための
 嘘の話って言ったらいいかな。”
小百合:
”小説とは、阿弥陀様を言葉で作るようなものだと
 思います。”

なるほど、小説というのはこんな感じなのでしょう。

撮影が四季折々の美しい自然に囲まれた暮らしを、
長野県飯山市を中心とした奥信濃で撮られただけに
淡々とした時間の流れの中で、暮らす村人達の
それぞれの生き方と自然が見事に調和しています。



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何回も観ています。

yinanさん

ひばりさん、今日は〜!

ご無沙汰しております。
いつも元気で活躍していらっしゃるご様子。
何よりです。

私と言えば、膝を痛めて山歩きが出来なくなり、
今は、ジムで何とか、少しでも膝を
カバー出来るように日夜努力?していますが…。

私も、何度も観ているのにデティールは忘れているので、
又、観ています。

2019/05/08 15:25:28

生と死を描いた作品

yinanさん

風華さん、今日は〜!

南木佳士(昭和なぎ けいし)さんは自分の経験を
この映画で再現しているようです。

彼自身、パニック障害で病棟責任者を辞任。
その後鬱病を発症した経験を美智子に、
売れない作家の上田孝夫にも、自分の生き様を
語らせているようです。

私も第100回芥川賞の「ダイヤモンドダスト」を
読んでみようと思っています。

2019/05/08 15:12:33

お久し振りです。

ひばりさん

相変わらずテンポの良い上手い映画解説、
yinanさんの穏やかな笑顔が目に浮かんできました。

「阿弥陀堂だより」は、観たような観なかったような・・・
記憶が飛んでしまっています。

2019/05/07 23:05:25

阿弥陀堂だより

風華さん

芥川賞作家の南木佳士さん。
長野県、佐久市のお医者さんですね。
大好きな作家さんで、多くの作品を読んでいます。
近年のエッセイ「猫の領分」も読んでいます。
「阿弥陀堂だより」の作品も読みました。
映像でどのようにあ描かれるのか楽しみです。

2019/05/07 12:08:42

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