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じいやんの日記

「老老介護」「認認介護」 

2019年04月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:日記

高齢化と核家族化が進む中、社会全体の課題となっているのが「介護問題」でしょう。
私自身は、その任から一回は解放はされたのですが、自分達夫婦の課題としては残ってます。

平均寿命が延びるにつれて、深刻になってきたのが高齢者同士による「老老介護」と「認認介護」の問題でしょう。
配偶者の介護、両親や兄弟姉妹の介護、そして自分自身の老後・・・・・
誰もが当事者として関わる可能性があるため、現状を正しく理解して、出来るなら対策まで立てられるといいですね。

単に介護と言っても、増えているのは「老老介護」「認認介護」です。

・老老介護とは
65歳以上の高齢者を同じく、65歳以上の高齢者が介護している状態のことで、「高齢の妻が高齢の夫を介護する」「65歳以上の子供がさらに高齢の親を介護する」などのケースがあります。
在宅介護をしている世帯の半数以上が老老介護の状態にあると言われてます。

・認認介護とは
老老介護の中でも、認知症の要介護者を認知症の介護者が介護していることを認認介護といいます。
事故が起きやすい危険な介護状況の一つです。
在宅介護を行っている世帯の2割ほどが認認介護状態にあると言われてます。

元々認知症は要介護状態を招く原因の上位に入っているため、高齢の要介護者には認知症の人が多いという現状があります。
そうした事情を考えてみると、老老介護がやがて認認介護状態になるのはそう珍しくないことがわかるでしょう。

・老老介護の問題点
要介護者の介護度にもよりますが、一般的には高齢になるほど体の自由が利かなくなり、介護者の肉体的な負担が増えていきます。
プロの介護士でさえ腰痛が職業病の一つとされるほどなので、介護者が高齢の場合はさらに大変であることが想像できるでしょう。
また、精神的な負担もあり、そのストレスが被介護者への虐待行為に結び付くおそれがあります。
高齢者が高齢者を介護している場合、肉体的・精神的な限界が来て、介護者本人も第三者のサポートがないと生活できない、いわゆる「共倒れ」状態になることも考えられます。
強いストレスは認知症を引き起こす原因になり得るという研究結果もあり、周囲から孤独している老老介護ほど、認認介護に陥りやすいとされているのです。

・認認介護の問題点
認認介護でまず起こり得るのは、認知症による記憶障害や判断力・認識力の低下により、食事や排せつその他の必要な世話をしたかどうか、介護者にもわからなくなってしまうことです。
認知症には「食欲の低下」という症状があり、自分で気付かないうちに低栄養状態に陥ることも考えられます。体力の衰えている高齢者には、低栄養状態は危険です。
水道光熱費などの支払いを忘れて、生活環境を維持できなくなることもあるでしょう。
金銭の管理が曖昧になると悪徳商法や詐欺のターゲットになりやすいですし、火の不始末による火事や、徘徊中の事故も心配です。
認知症の要介護者は、介護を強硬な態度で拒むことも多く、拒否されたほうが「なんとかしなければ」と力づくになってしまい、事件や事故につながることもあります。
認知症の介護者が、自分が何をしているのか認識できないまま加害者になってしまうケースです。

対策を考えると言いましたが、個人での対策は経済的に負担が多く、なかなか良い対策がありません。
何とか、公共の仕組みを有効に利用することになりますが、これも素人では対応できません。
ケアーマネジャーなどに相談するのがまず一歩目です。

今からでも遅くはありません、自らの健康を維持する事が一番でしょうね。



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