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「オーファンズ・ブルース」 

2019年04月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2018年/日本〕ある夏。最近、物忘れが激しいエマは、あらゆる事を、付箋に書き、壁に貼っている。そんなある日、幼馴染のヤンから、象の絵が描かれた便りが届く。エマが、ヤンを探す旅に出ると、途中で、同じく幼馴染のバン、そして、彼の恋人・ユリと出会い・・・。試写会で観た。京都造形芸術大学の学生だった、工藤梨穂さんが、卒業製作として撮った映画で、第40回「ぴあフィルムフェスティバル」で、グランプリを獲得したそうだ。上映前に、工藤監督と、俳優さんたちの舞台挨拶があり、映画について色々なエピソードが語られた。主人公のエマの、記憶が欠落するという病は、監督の祖母を様子を見ていて、思い付いた事。ちょっと無国籍な風景は、ネットで探したあと、監督ご自身が、見に行って撮影場所に決めた事。出演者の一人、佐々木詩音君は、役作りのため、髪と髭を伸ばしていたけれど、バイト先で髭が禁止だったため、マスクをして働いていた事、などなど。大学の卒業製作というだけあって、とにかく皆さん、若い。こんな風にして、新しい監督さん、新しい俳優さんが世に出てくるのだろう。頑張ってほしい。映画は、ちょっとふわふわして、掴みどころがない感じがいい。若い主人公なのに、記憶が失われる病気って、どんなにか怖ろしいだろうと思ってしまう。記憶が薄れないうちに、懐かしい人に会うって、なんか他人事とは思えないなぁ、主人公より、ずっと年上の私にしたら(笑)。評価 ★★★☆☆〓

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