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のんびり。
「ダンボ」
2019年04月12日
テーマ:テーマ無し
〔2019年/アメリカ〕戦争で左腕を無くし、元の職場であるサーカスに戻ってきたホルト(コリン・ファレル)だが、妻は既に亡くなっており、2人の子供、ミリーとジョーだけが彼の帰りを待っていた。そんな中、象のジャンボが出産する。生まれた子象・ダンボは、美しい青い瞳をしているが、耳が異様に大きく、笑い者になってしまう。からかわれるダンボを守ろうとしたジャンボは暴れ、そのせいで、母子は引き離されてしまう。ミリーとジョーは、ダンボが、その大きな耳を鳥のように羽ばたかせて、空を飛べる事に気付く。それをサーカスで披露すると、たちまち人気者に。すると、噂を聞きつけた悪徳興行師・ヴァンデヴァーが、団長・マックス(ダニー・デヴィート)を騙し、自分のショーへダンボを出演させるのだが・・・。ティム・バートン監督が手掛けた、実写版ダンボ。言葉を持たない動物が、人間に芸をさせられるショーを見た時に感じる、哀しさ。子ども向けの、楽しいディズニー映画のはずなのに、この年になると、やっぱりそういった風に捉えてしまう所があって。しかも、このダンボ、大きすぎる耳を持つ、ある種、異形の生き物で、生まれた時から、からかいや、いじめの対象になっている。なぜ、自分が見せ物にさせられるのか、理由も分からず、人間の私利私欲に振り回される無垢なダンボに、胸が詰まる。・・・って、おっと、これじゃ、まるでダンボが悲しいだけの物語みたいじゃないか(笑)。決してそのような事はないのですよ(笑)。お母さん象のジャンボと引き離され、大きなショーに出るようになったダンボだけど、ホルトやミリーやジョーや、他にも、サーカスの団員みんなの尽力があって、なんとかジャンボに会えるように頑張る。その「早く早く」な感じが、適度な焦り感で、ゆるーく楽しいし、ジャンボに再会できたシーンは、ホッとして、泣いてしまった。エヴァ・グリーンが、ダンボの背に乗って飛ぶシーンが、幾度となくある。いくらダンボのお耳が大きくても、人を乗せるのは無理なんじゃ・・・と思ったけど、あの耳は意外と頑丈のようで(笑)、ダンボは難なく、それをこなす。やっぱり、そこはファンタジー。子象が人を乗せて空を飛ぶという絵が、とっても可愛くて、好き。エヴァ・グリーンは、こういった物語に合う。ティム・バートンとの相性がいいのかもしれない。評価 ★★★★☆
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