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小さいおうち 

2019年03月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「小さいおうち」。
BSプレミアムで2019年3月15日(金)13:00〜放送。
2014年1月に観た時の感想文。

山田洋次監督が中島京子の直木賞受賞の
ベストセラー小説を映画化。

チラシのキャッチコピーは
”小さいおうち”で起こった、ひそやかな恋愛事件。
秘められた真実が、
60年の歳月を超えて、紐解かれていく…”

まぁ〜、下世話風に言えば、
”家政婦・タキは見た、奥様の不倫”と
なるのでしょうが、山田洋次監督の
ラブストーリー初挑戦の作品ですから、
上品に仕上がっています。

ストーリーもさることながら、昭和10年頃の
家具や小物が何か懐かしく温かく感じ、
その日常生活の中で若奥様・松たか子の着物姿での
立ち振る舞いが楚々として印象に残りました。

昭和11年。田舎から出て来た
純真な娘・布宮タキ(黒木華)は、
東京郊外に建つ少しモダンな、赤い三角屋根の
小さな家で、女中として働きはじめた。

そこには、若く美しい奥様・平井時子(松たか子)と
玩具会社常務で旦那様・雅樹(片岡孝太郎)。
そして可愛い坊ちゃん・恭一が、穏やかに暮らしていた。

しかしある日、デザイン部門の
新入社員・板倉正治(吉岡秀隆)が現れ、
奥様の心があやしく傾いていく。タキは複雑な思いを胸に、
その行方を見つめ続けるが...。

それから60数年後の現代。
晩年のタキ(倍賞千恵子)が大学ノートに綴った自叙伝には、
「小さいおうち」で過ごした日々の記憶が記されていた。

遺されたそのノートを読んだ親類の荒井健史(妻夫木聡)は、
秘められ続けてきた思いもよらない真実に辿り着く...。

タキが死んだあと出てきた未開封の手紙。
何故、彼女は時子から預かった手紙を出征していく板倉に
渡さなかったのか?
これはこの映画のポイントですから
この点に留意して見てくださいね。

監督がこの映画で伝えたかったのは、
どんな家庭にも秘密があること、
そして、市井の庶民が否応なしに戦争に巻き込まれ、
家庭が壊れていく様子を淡々と描いています。
深読みすれば、一種の反戦映画でした。

P.S
黒木華は第64回ベルリン国際映画祭で
最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。



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