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発するFMで、3話語ってきました。 

2019年02月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

今日は少し長い話二つと、短いのを一つ語ってきました。

「バカ息子の挨拶」・・・バカ息子、バカ婿話は、世界中の民話の中にどっさりあって、避けて通れないのですが、私は嫌いで一度も語っていませんでした。でもあまり沢山あるので、軽い話は一つぐらいいいかなと、初めて語ってみました。
バカ息子が、「いいお日和で」と言う挨拶を教わって、葬式の行列に「いいお日和で」と言い、今度は嫁入り行列に「ご愁傷さま」と言い、火事の現場で「おめでとうござりやす」と言い、鍛冶屋の火に水をぶっかけてしまい、向こう鎚打って手伝うもんだと言われれば夫婦喧嘩の手助けしようとおかみさんを叩いて怒られる。喧嘩は仲裁するもんだといわれれば、牛の喧嘩を止めようとして、角で飛ばされて痛い思いをした。
〜〜〜〜〜〜〜〜
本人は素直なだけなのに、馬鹿にされちゃう話には、やっぱりちょっと抵抗があり、語っては見たけどこの手の話は避けたいと思いました。


次は「嫁さまと狐」短いから載せます。


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嫁さまと狐


むかあしあっとこに、たいそう根性のわりい姑おっかさまいてな、そこさ、三つ山越したとこから嫁さまこ来らったんだと。
ほうで、たいげえの姑おっかさまならなんだかんだといって、時々は嫁さまを里さ帰してやるもんだが、その姑おっかさまは
「ほれ、いそがしい、ほれほれ、苗運ばねばなんねえ。田植えせねばなんねえ、草ぁむしらねばなんねえ」と言ってな、その嫁さま、嫁に来てから一度も里のおっか様の顔見に戻ったことがなかったんだと。したからその嫁さま度々裏山さ行ってな、
おっかさまに会いてえ、おっかさまに会いてえ
ほろほろ涙流していたんだと。
ほうで姑おっかさまに
「いっぺん里さ行かしてもれえてえ」と言ったところが、
「里のおっかさまが、ほれ、危篤にでもなって、今日か明日かっていう時ならいざ知らず、何事もねえときに、里さ帰るもんでねえ」っと、言われてしまったもんで、、嫁さま何にも言えなくなって ほうで、毎日寂しい思いしてたんだと。
裏山でその嫁さまな、涙流してるときな、向こうの木の陰できつね、見てたんだそうな。
それから暫くして嫁さまの里の男が一人訪ねてきた。
「嫁さまのおっかさま、明日をもしれねえ病だから、一目娘に会いてえと、おらことずかってきた」と、こういうんだと。そこで姑おっかさま
「ほれは大変だ。ほんじははあ、おめえも行かねばなんねえ」と言って、嫁さまのこと、出してくれたんだと。
嫁さまははあ気が揉めて気が揉めて、おっかさまが生きているうちに一目会いてえと、まあ三つの山走って走って走って超えて、はあはあ言いながら我が家の敷居跨いだっけが、まあ奥から、バタバタバタッと勢いよくおっかさま出てきたんだと。
「なんだン おめえ、今頃戻ってきて、なじょした。おっかさまに追い出されたか。何かしくじりでもしたんか」と、こうおっかさまが訊くもんで、
「何言ってんだ。おら おっかさまが明日をも知れねえ病だっつうから、こうして跳ねてきたのに、なんだべ おっかさま病気でねかったのがん」とこう言えば、
「おら病気なんぞになってねえぞん」っと、こう言う。


そこで、使いにきた角のおんつぁまのとこさ行ってみたれば、
「おら、ここんとこどこへも出かけてねえぞ、おめえの嫁入り先なんて行ったこともねえ」とこう言う。
そこで嫁さまふっと、
「ああもしかしたら」と思ってな。


ほうでまあせっかく来たんだからと、三日四日泊まってな、ほうで戻ってきて姑おっかさまには、
「まあ、おらの顔見たからかなんだか、里のおっかさまの病気も、よくなりやした」と言った。
次の日、また裏山に行って見たところが、やっぱり狐居たんだと。
それからは嫁さま、わが食い扶持少し減らしては、裏山さ持ってゆくようにしたんだと。
おしまい。



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三つ目は
「かみそり狐」・・・・みんなが騙される化け狐を、退治しようと出かけた男。狐が若い女に化けて、丸太を赤ん坊に、馬糞をぼた餅に変えて、爺婆の家に行くのを見届けて、こいつは狐だからとその家の娘を囲炉裏の上に吊るして、燻したら、狐じゃなくてその家の娘が死んでしまった。
そこへ坊様が現れて、坊主にするからと男の命乞いをしてくれて、かみそりを当てる。
猛烈に痛いのを我慢させられていたら、村人たちが見つけて、「おめえ、なんで狐達に頭かじらせてるんだあ」と駆けつけてくれた。そこには家もなく、狐が大勢逃げていくのが見えたと。


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人を騙す狐も、人を助ける狐も居るんですね。


収録を終え、今日もみかんをたくさん頂いて、雨が降り出したのでまっすぐ11時半に帰りました。目の前のマンションまで三輪車で。



今日の夫は手がかかりません。
昨日ヘルパーさんにおむつ換えしてもらってから、よくトイレに行くのでパッドを2回変えただけで。服を濡らしていません。雨の日に洗濯がなくて助かります。


こんな日が続くなら、家で、缶ビール半分こして、ご機嫌で暮らすのがいいなあと思います。
デイサービスを嫌がらず、気分に波がなければの話ですが。

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