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「ラスト・ショー」 

2018年12月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1971年/アメリカ〕1951年。テキサス州アナリーン。この町の高校生、サニー(ティモシー・ボトムズ)とデュアン(ジェフ・ブリッジス)は、金を出し合って車を買い、デートに使っている。サニーの恋人・シャーリーンは、最後の一線を越えさせず、サニーは不満を募らせている。またデュアンの恋人・ジェイシー(シビル・シェパード)は、町一番の美人と言われるが故、デュアンを物足りなく思っている。ある日、サニーは、フットボールのコーチから、妻・ルースを病院に送ってやってくれと頼まれる。ルースは、自分を顧みない夫に淋しさを募らせており、サニーと一線を越えてしまう。デュアンとジェイシーは、ベッドを共にするが、ジェイシーの気持ちは燃えないまま。さらに、サニーとジェイシーが急接近したため、怒ったデュアンは、ビール瓶でサニーを殴りつける。そんなこんなの中、町でたった一つの映画館が幕を閉じようとしていた。それは、ある時代の終わりを告げるかのような出来事であり・・・。50年代の、アメリカの田舎町の人々を描いた物語。私はその時代を生きたわけではないし、アメリカ人でもないのだけれど、なんだか懐かしいような、郷愁を覚える。ただ、今から65年前の時代設定とはいえ、人のしている事って、基本的には、変わっていないんじゃないかとも思える。若者たちは、恋の駆け引きに夢中になり、夫に不満を募らせる人妻は、若い男と不倫に走り・・・そんな話題、昨日も今日も、ネットに載っているネタばかりじゃないか(笑)。それにしても、ジェイシーの小悪魔っぷりが凄い。彼女はデュアンと付き合いながらも、プールでの「全裸パーティ」があると知ると、彼をうっちゃって、そちらに駆け付ける(笑)。なんて奔放な。その後、デュアンと一線を越えるけれど、なんだか表情が冴えない。そしてサニーを誘惑して、駆け落ちして、でも、また戻ってきたり、とにかく男を振り回す。そして男たちは、彼女を巡って、殴り合う、っと(笑)。映画館が閉館するというエピソードは淋しいなぁ。私も、昭和な映画館や、名画座が閉館するのを、何度か体験しているので、その感覚は理解できる。そういった映画館を、何とか残していくって、できないんだろうか。ちなみに、冒頭、恋人たちがこの映画館で観る映画は、エリザベス・テイラーの、「花嫁の父」。そして最後の上映は、西部劇、「赤い河」だ。評価 ★★★★☆-------今年も今日で終わります。楽しい事の多い、幸..

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