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「黒い画集 ある遭難」 

2018年12月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1961年/日本〕同じ銀行に勤務する、伊藤久哉、児玉清、和田孝の3人は、鹿島槍に登山に出掛ける。伊藤はベテランでリーダー、児玉は経験者、和田は初心者だ。三等車でロクに寝ないで山に臨むのは良くないと、伊藤は自分の奢りで、寝台車の切符を買う。十分睡眠を取り、3人は山に登り始めるが、なぜか児玉の体力の消耗が激しい。目的地まであと30分という所で、霧が発生、児玉は前に進もうと言うが、伊藤は、これ以上は危険だと下山を決意する。ところが、下山途中で道を間違えた一行。児玉はもう一歩も歩けない状態となり、伊藤が救援を頼みに行くが、その間に児玉は凍死してしまう。一連の出来事は、全て偶然に起こった事であり、人為的なものなど、何もなかったはずだった。しかし、事故から少し経った頃、児玉の姉・香川京子と従兄・土屋嘉男が銀行に伊藤を訪ねてくる。土屋が児玉の遭難現場に花を手向けたいから、もう一度一緒に同じコースを登ってくれないか、と言うのだ・・・。これも松本清張の短編小説の映画化。原作は、まず、山岳雑誌に投稿したという、和田孝の文章で、遭難時の一部始終が読者に分かり易く説明され、その後、謎解きとなる。映画は、遭難時と、もう一度同じコースを辿る伊藤と土屋の場面が交互に描かれ、分かり易さからいえば、小説の方が上かな。それにしても、ある人間を殺したいほど憎んだとしても、この物語のような方法で、それほど上手くいくものなのか、ちょっと疑問。多少のダメージを与える事はできたとしても、死なせるのは大変だと思うのだけれど。しかも、凍死とは。崖から突き落とす方が、まだ確実なんじゃないか。まぁ、そこさえ納得できれば、山岳映画として、とても面白い。誰もが一番知りたいのは、動機と、なぜ児玉がそこまで体力を消耗したのか、という点だと思う。ラストは、小説とは微妙に変えてある。評価 ★★★☆☆

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