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「あん」 

2018年09月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2015年/日本〕小さなどら焼き店の店主・千太郎(永瀬正敏)の所に、アルバイト募集の貼り紙を見た老女・徳江(樹木希林)が、「働かせてほしい」とやって来る。最初は断った千太郎だが、その後、徳江が持ってきた餡を食べ、その美味しさに驚いた彼は、採用を決める。徳江の餡で作ったどら焼きは、たちまち評判になり、店には行列ができるまでになる。ところが、徳江がハンセン病患者だとの噂が広まり、客足はパッタリ途絶えてしまう・・・。この映画はもう、ハンセン病が、とか、差別が、とか以前に、樹木希林さんの演技に圧倒されてしまう。いや、圧倒なんていうと、凄い迫力のようなイメージを与えてしまいそうだけど、そうではなく、なんだろう、言葉には言い表せないような演技力というか、あー、上手く書けない自分がもどかしい。実際、食べたわけでもないのに、映画を観ているだけで、樹木希林さん演じる徳江さんの作った餡は絶対美味しい、って、分かる。小豆に対する愛情。心を込めて作る工程。仕事ってこういう事だって、教えられる。永瀬正敏が、今までどら焼きの餡は、一斗缶に入った、どこかの食品工場で作った物を使用していたと知った時、徳江さんも驚いてたけど、私も驚いた。そっか、食べ物って、店頭で作っているように見えるものでも、そんな風なからくりがあるのね、って。そりゃあ、徳江さんが作った餡の方が、美味しいに決まってる。徳江さんが幼い頃、ハンセン病の療養所に入った時、母親がブラウスを持たせてくれたという逸話には涙が出た。それから、療養所で、徳江さんと姉妹のようにして過ごしている、市原悦子さん演じる佳子さんの存在が、私にはとても嬉しかった。徳江さんに、そんな親しい友達がいる事、親にも会えないような、隔離された一生だけど、佳子さんがいてくれて本当に良かった、佳子さん、ありがとうって。自分の運命を受け入れ、決して不満を言う事なく、淡々と生きる。私がそうありたいと思いながら、中々できない事を、徳江さんは教えてくれる。観てよかった。いい映画だった。評価 ★★★★☆

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