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「タリーと私の秘密の時間」 

2018年08月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2018年/アメリカ〕マーロ(シャーリーズ・セロン)は、臨月のはち切れそうなお腹を抱えながら、主婦業に奮闘している。夫は優しいけれど、仕事が忙しく、情緒不安定気味の長男が問題を起こす度に、学校から呼び出しを食らい、こんな事で3人目の子を育てていけるのか。そんなこんなの中で、タリーは出産するが、案の定、地獄のような日々が始まる。新生児は泣き止まず、朦朧とした意識の中、子供たちの世話や、家事をこなさねばならない。もう限界だと感じ始めた頃、、兄が薦めてくれた、夜間専門のベビーシッターを頼んでみようかと思う。他人に子供を任せるなんて、不安でたまらないけれど、このままでは、どうにかなってしまう。やって来たのは、想像よりずっと若い女性・タリー(マッケンジー・デイヴィス)。しかし、見た目と裏腹に、子育ても、家事も、完璧にこなしてくれるタリー。さらに、彼女は、マーロの悩みまで聞いてくれる・・・。昼夜を問わず、泣いている新生児がいれば、お母さんが睡眠不足になるのは当然の事と、分かってはいるけれど、この映画は、そんな母親・マーロの疲労っぷりが、とても上手く描かれた作品で、観ているこちらまで、ぐったりとしてしまう。そんな孤軍奮闘の母を、シャーリーズ・セロンが好演。どこかで読んだけれど、彼女は18キロも体重を増やして、この役に臨んだそうで、確かに、お顔は美しいままだけど、体はとてつもなく太っている。彼女は、以前にも、映画「モンスター」で、めっちゃ太った役を演じていたけれど、その後また、体重を戻し、美しいお姿を、披露してくださる。大変な女優魂。それから、この映画は、タリーを演じるマッケンジー・デイヴィスも大変に魅力的。ベビーシッターのために現れた彼女は、ちょっと風変わりで、子育てや家事を任せて大丈夫?と最初は思うのだけれど、その仕事は完璧。そのおかげで、マーロはぐっすり眠れて、皆がハッピーってわけで。タイトル通り、タリーには秘密があるのだけれど、それは観てのお楽しみ(笑)。評価 ★★★★☆

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