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日本のいちばん長い日 

2018年08月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:戦争映画

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日の映画紹介は明日、放送の
「日本のいちばん長い日」。
BSプレミアムで2018年8月6日(月)21:00〜の放送。

日本の未来を信じ、戦争を終わらせるために
闘った人々の物語。

1967年(昭和42年)の岡本喜八監督の映画と
同じタイトルですが、原田眞人監督の
リメイクと言うか視点を変えての映画。

旧作を観た人は、本作を観てぜひ、比較して下さいね。
2015年8月に観た時の感想文です。

ストーリーは旧作とほとんど同じです。
原作は大宅壮一名義だが実際の著者は
当時編集者だった半藤一利。

キャッチフレーズは
”降伏か、本土決戦か…。
 その決断に、すべての希望は託された”。

1945年7月、太平洋戦争末期。
連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。

降伏か、それとも本土決戦か。
和平派と戦争継続派の対立で
連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾する。

8月、広島、長崎に原爆が投下され、
ソ連が参戦して事態はますます悪化する。

決断に苦悩する陸軍大臣・阿南惟幾(役所広司)は
”ご聖断に納得できぬなら、まず阿南を斬れ!”と
陸軍を抑えようとする。

国民を案ずる昭和天皇(本木雅弘)は
”わたくし自身はいかになろうとも、
国民の生命を助けたいと思う”、
”私の名前で始められた戦争を、私自身が終わらせる”と
「聖断」を発する。

モッくんの昭和天皇は実際の天皇もさもありなんと
思わせるような演技でした。
特に、抑えた口調にイントネーションは良かったですね。

その「聖断」を拝し閣議を動かしてゆく首相の
鈴木貫太郎(山崎努)は
”この戦争は、この内閣で決着です”と
老骨に鞭打って、ひょうひょうとした姿には感動しました。

貫太郎首相と同じ年齢(77歳)の山崎勉は
週刊誌で語っていますね。
”貫太郎さんという人は一見、茫洋としているのだけど、
待って、待って、待ち続ける強さ、
そして最後に決めるべき時に
一気に行く強さを持っていると感じました”と。

ただ閣議を見守るしかない書記官の迫水久常(堤真一)は
”連署花押はいただいています”と
必要な書類を作り、会議を開く任務を遂行する。

一方、終戦に反対する畑中少佐(松坂桃李)ら
若手将校たちは”まだ、戦えるんです!”とクーデターを計画。

日本の降伏を国民に伝える玉音放送を中止すべく、
皇居やラジオ局への占拠へと動き始めるが…。

国の存亡をかけた、史上最大の終戦を決断するまでの、
各人の考え、苦悩をテンポよく、
サスペンスタッチでストーリーを展開。

暗くて観るのも辛い内容ですがダレずに
観ることが出来ました。

この日があったから、
現在の我々があると思うと感無量でした。

おまけ:「ポツダム宣言」とは
1945年7月27日にアメリカ・イギリス・中華民国の
3国連名で発表された宣言。
日本への降伏勧告、軍国主義勢力排除、
連合国軍による占領、植民地の全放棄、
戦争犯罪人の処罰などを要求している。

2015年8月8日に
「象徴としてのお務めについての天皇陛下お言葉」が
ありました。その中に、
”天皇として大切な、国民を思い、
国民のために祈るという務めを、
人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、
幸せなことでした。”と述べられています。
これは日本という国の家長という立場で言われた
お言葉だと思います。

本作でも、 ”このまま戦争を続け文化を破壊し、
世界人類の不幸を招くことは
私の望むところではない。”との言葉もあります。

戦争については、
それぞれの立場で是々非々はあるでしょうが、
何と言っても”平和が一番”です。
ビールを片手に、甲子園の熱い戦いを
見ることが出来る幸せが、づ〜っと続きますように!



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