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獄門島 

2018年07月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

オウム全死刑囚の死刑執行があり、
13人全員の刑が執行された。

宗教団体が起こした無差別テロはこれで
刑事司法手続きが終わったわけだが、
何故、優秀な若者が宗教に感化されて人を殺したのか
疑問は残ります。人間とは理解不能な生き物です。 

今日の映画紹介は「獄門島」。
BSプレミアムで2018年7月27日(金)13:00〜放送。

昨日の「悪魔の手毬唄」に続き、
横溝正史作による同名の小説の映画化。
同じく、市川崑監督・石坂浩二主演による
金田一耕助シリーズの3作目。

キャッチコピーは、
”怪奇の潮流が渦巻く孤島に
金田一耕助、最大の事件が待っていた…”

昭和21年9月。探偵・金田一耕助(石坂浩二)は
引き揚げ船の中で死亡した鬼頭千万太の遺書を
獄門島の千光寺・了然和尚(佐分利信)へ届ける。

千万太がいまわの際に残した言葉は、
”おれが生きて帰らなければ、
3人の妹たちが殺される…”。

その三姉妹とは千万太と異母兄妹で、
本鬼頭の月代(浅野ゆう子)、
雪枝(中村七枝子)、花子(一ノ瀬康子)。

いまは座敷牢に入れられている
当主・与三松(内藤武敏)と
後妻・お小夜(草笛光子)の間に生まれた子供たちだ。

しかし、千万太の亡祖父・嘉右衛門(東野英治郎)は、
旅芸人だったお小夜と与三松の再婚には、
死ぬまで反対していた。

千万太の通夜の日に、第一の殺人事件が起こる。
嘉右衛門の元妾で、本鬼頭で女中の勝野(司葉子)が
三姉妹の着替えを終えた直後、三女・花子の姿が消えた。

その夜、千光寺の梅の木に帯で逆さ吊りにされた
花子の死体がみつかる。
現場で駆けつけた千万太のいとこの早苗(大原麗子)は、
花子の懐から落ちた封筒を見つける。

さらに、天狗の鼻の崖にお寺へ搬送中の
吊り鐘の中で、雪枝の死体が発見される。

そして雪枝の通夜の晩、月代が祈祷所で
萩の花と共に死体で見つかる。

「犬神家の一族」では、言葉遊びの”アナグラム”で、
本作では俳句をキーワードとして、孤島を舞台に
金田一が謎解きに挑戦するところが面白ですね。

出て来る俳句は、芭蕉の句が二枚、
”鴬の身をさかさまに初音かな”は花子の死に、
”むざんやな冑の下のきりぎりす”は雪枝が、
其角の句が一枚と、
”一つ家に遊女も寝たり萩と”は月代と、優雅な句と、
悲惨な死体と関連性を持たせての犯人探し。

さて、犯人は誰なのか?殺人の理由は?
金田一は如何に解決するのでしょうか?

出演している俳優陣の豪華なところも見所です。
1977年(昭和52年)公開。



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