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映画が一番!

クレイマー、クレイマー 

2018年07月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

「言うまいと 思えど今日の 暑さかな」。
やっぱり、暑い、熱い、あちィ〜!

今日の映画紹介は「クレイマー、クレイマー」。
BSプレミアムで2018年7月18日(木)13:00〜放送。
3月に紹介しているので再掲です。

エイベリー・コーマンの小説を映画化。
原題の「KRAMER VS. KRAMER/
    クレイマー氏対クレイマー夫人」は
子供の養育権をめぐる夫婦間のの争い。
アメリカ人はこれで、
離婚裁判を巡る話だとすぐ分かるらしい。

キャッチコピーは、
”パパもママもこれほど、
 ボクをあいしているのに…”。

テッド(ダスティン・ホフマン)と
ジョアンナ(メリル・ストリープ)の
結婚生活も8年目を迎えて一人息子の
ビリー(ジャスティン・ヘンリー)も
7歳となったクレイマー家。

子役のビリーが健気で可愛いですね。
ホフマンが”小型のマーロン・ブランド”と
言うだけあって、マーロンに似ているし
演技も上手い!

ジョアンナは、家庭を顧みず仕事優先の
テッドに不満を募らせていた。
そしてある日、自立を決断し、
家を出て行ってしまう。

それは、丁度テッドが部長に昇進した時なのに、
家事と仕事の両立をせざるを得なくなったテッド。

”僕が悪い子だから、ママは出てったの?”
”違う、ママはお前を愛している、お前のせいじゃない。”

と、朝食におぼつかない手つきで
出来損ないのフレンチトーストを作る2人。

朝食を作る場面は最初のこの場面と
2度目の時は手慣れた様子で作る2人。
このシーンを見ると2人だけの生活に慣れ、
お互いの気持ちが通じ合う
温かい雰囲気が良く出ています。

2人の親子関係の変化をフレンチトーストの
出来不出来で時の流れを表すとは、監督は上手いですね。

悪戦苦闘の2人も生活にも慣れ、
父と子の絆を強めていく。
だが、ジョアンナが突然養育権を訴えてくる。

テッドは裁判で、
”子供に対する愛情は母親の方が
 豊かだとは限らない、ビリーには
 完璧ではないが僕の作った家庭がある”。
”よい親になるのに、
 性別など関係ないはずだ”と、訴えるが…。

しかし、失業したことも重なってテッドに
不利になり、養育権はジョアンナ側に。

こうして、テッドとビリーは
父子最後の朝食を迎えるのだった…。

当時、42歳のホフマンは、私生活で
女優に復帰して自立を望む
妻のアン・アーバンとは離婚を前提に
別居していて、子供は妻が引き取っていた。

このような事情で、子供を思うホフマンの
迫真の演技は涙失くして見られません。

一方、ストリープも、婚約者のジョン・カザールを
癌で亡くした翌年の本作で、
”愛する者を失った喪失感を重ねた”と語っている。

主演の二人が私生活での心情をそのまま演技。
彼らの感情移入した演技で素晴らしい映画となっています。

第52回アカデミー賞 で、
作品賞/監督賞/脚色賞/主演男優賞/助演女優賞を受賞。

1979年(昭和54年)制作。
監督・脚本はロバート・ベントン。



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今日は〜!

yinanさん

モナミさん、

彼等の離婚の原因は、
妻の自立心を、テッドが自分の仕事にかまけて、
理解してあげなかったことですが、
ジョアンナが突然養育権を訴えて来たことには
ちょっと”そりゃ、無いだろう”と思ったことでした。

「結婚とは妥協の産物なり」の言葉がありますが、
お互いを尊重して、譲り合えば世は事もなしですね。


みのりさん、

原題が「KRAMER VS. KRAMER」ですが、
私は”claimer/引取人”と、
日本語のタイトルを見て思ったことでした。

2018/07/19 15:58:40

クレイマークレイマー

みのりさん

yunanさん
クレイマー クレイマー
みました。

2018/07/18 18:04:19

クレイマー、クレイマー

さん

こんにちは 

主演の二人とも 辛い私生活での撮影だったのですね
子役も 上手くて 何度観ても 胸が熱くなります

最初は 子供を置いて行くなんて... と思ったのですが
鬱病なら 連れて出なかった方が 賢明だったのかも

いずれにせよ 結婚生活は 難しいです(笑;)

2018/07/18 15:27:56

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