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平成の虚無僧一路の日記

辻潤のダダイスム 

2018年06月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



辻潤の生き方を見ていると、自分のことのように思えそら怖ろしくなる。私は 酒に溺れないだけ マシだが、性格は似ている。12歳から尺八に のめりこみ、学業をおろそかにして、退学にこそならなかったが、1年留年した。大学では先輩でもある5世荒木古童に師事している。24、5歳までは、女性と口もきけないほど気が弱く、生真面目で、“女”を知らなかった。それが一人の女性によって社会への窓を開けられ、人が変わってハイになり借金地獄。そして捨てられた。晩年の今は、食べ物は、人から提供してもらったモノだけを食べ、無ければ食べない。辻潤は、知らずのうちに「ダダイスム」の教祖となり、信奉者も集まるようになった。辻は、大杉栄ら共産革命家に 同情はしていたが、みずから行動することは無かった。警察に捉えられ、「貴様は共産主義か!」と問われた時、「はい、降参主義です」と答える駄洒落(だじゃれ)を持ち合わせていた。「無為無作、無所得、酔生夢死」を標榜し、隠遁者か廃人のように思われているが、辻の「後援会」には 佐藤春夫・武者小路実篤・北原白秋・谷崎潤一郎などが名を連ねているのだ。多くの人が、彼の生活を支えていた。辻が精神病院に入院していた時のエピソード。辻が 日向ぼっこをしていると、 雀が飛んできて辻の肩に止まったという。釈迦にも同種の話があり、狂人や聖者が、完全に無私、無我の境涯になれば、小鳥たちも安心して近づいてくるという。私も無心で尺八を吹いていたとき、シジュウカラが部屋の中に飛びこんできて 私の肩に止まったことがある。

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